犬がいじけている時にする行動
犬は一般的にほがらかで明るいイメージが強い動物ですが、犬もいじけてしまうことがあるようです。
そこで今回は、犬がいじけている時にする行動について解説します。
1.呼んでも反応しない
犬がいじけている時、呼んでも反応しないことがあります。名前を呼んでも見向きもしませんし、「おいで」と呼んでも来てくれません。
ただひとつだけ、反応している可能性のある体の部位があります。それは「耳」です。愛犬がいじけて無反応なときは、耳の動きを見て見ましょう。飼い主が呼んでいる声はしっかり届いていて、何を言っているのか確認しているため、耳がピクピク動いているはずです。
2.わざとトイレを失敗する
犬がいじけている時、わざとトイレを失敗することがあります。いじけていることの飼い主へのアピール行動のひとつです。
玄関のマットにうんちが転がっていたり、リビングのカーペットにおしっこをしていたり、飼い主の寝室のドアの前にうんちが転がっているなどすることがあります。
ちょっとだけ困らせたかったのです。ベッドやソファーを避けたのは、飼い主をひどく困らせてしまわないための配慮かもしれません。
3.ごはんを食べなくなる
犬がいじけている時、ごはんを食べなくなることがあります。加えて、元気がないようにも感じられるかもしれません。
食欲旺盛でごはんを残したことのない愛犬であれば、体調不良なのか、心配になりますよね。さらに、動物病院へ急いだけど異常なし…となると、1日ずっと不安ですよね。
獣医師が「仮病」という診断をすることはありませんが、ごはんを食べなくなる前の出来事を振り返ってみると、(これが原因なのでは…?)ということが思い出されるかもしれません。
4.床にペタリと伏せて上目遣いでジッと見ている
犬がいじけている時、床にペタリと伏せて上目遣いでジッと見ていることがあります。
上目遣いと言うと可愛い表情をイメージするかもしれませんが、いじけているときの犬の上目遣いは、ちょっぴり睨みつけているような印象です。
顔を動かすことなく、目だけを動かし、飼い主の行動を観察しています。いじけてはいるけれど、大好きな飼い主から目を離したくないのでしょうね。
いじけてしまっていることに飼い主への申し訳なさを感じている、優しい犬なのかもしれません。
5.飼い主の物を口にくわえて持って来て見せる
犬がいじけている時、飼い主の物を口にくわえて持って来て見せることがあります。「ダメ!」「返しなさい!」と言われることを分かって、わざと持って来て見せるのです。
(あ、いじけてるんだな)ということがすぐに分かって、対応もしやすくて良いですよね。
よだれまみれにされては困る物、噛んでボロボロにされては困る物であると、「おやつと交換しよう!」と、条件を出してみるのではないでしょうか。実はそれも愛犬にとっては作戦なのかもしれませんが…。愛犬からしてみれば、まさに「してやったり」ですね。
犬が拗ねてしまう理由や適切な対応
犬が拗ねていじけてしまう理由は様々です。
- 飼い主が他の犬を可愛がっていた
- お出かけだと思ったら動物病院だった
- 雨でお散歩が中止になった
- おやつのおねだりをしたけどもらえなかった
- トイレの失敗を叱られた
- 同居犬のイタズラを自分のせいにされた
- 飼い主がスマホにばかり夢中になっている
犬は、自分の思い通りにならなかったとき、いじけてしまうことがあるようです。
とはいえ、愛犬がいじけているからといって、ご機嫌取りをする必要はありません。愛犬の心を傷つけるような飼い主の行動があったのであれば、次から気をつければ大丈夫です。
まとめ
犬がいじけている時にする行動を5つ解説しました。
- 呼んでも反応しない
- わざとトイレを失敗する
- ごはんを食べなくなる
- 床にペタリと伏せて上目遣いでジッと見ている
- 飼い主の物を口にくわえて持って来て見せる
スッと諦めることができる犬もいれば、いつまでもいじけている犬もいます。性格によるものなのではないでしょうか。ご機嫌がよくなるまでしばらく放っておいても問題ないでしょう。