犬もヤキモチを焼くことがあるの?
私たち人間と同じように、犬達も「ヤキモチ」を焼くといわれています。
犬がヤキモチを焼くのは、大好きな飼い主さんが自分以外の存在を可愛がっている時がほとんどで、自分以外の犬、赤ちゃん、ぬいぐるみ、新入りのペット、飼い主の恋人などに嫉妬してしまう犬が多いようです。
犬が「嫉妬」しているときにする仕草や行動
では、実際に犬がヤキモチを焼いている時には、どんな仕草や行動を見せるのでしょうか。愛犬に当てはまるものがあるか、確認してみましょう。
1.遠くからジッと見つめてくる
あなたが他の犬や赤ちゃんなどを可愛がっている時、愛犬が遠くからジッと見つめていることはありませんか?
このような行動を取る犬は、「僕のご主人なのに…」と嫉妬の炎をメラメラと燃やしているにもかかわらず、「僕のことも構って!」と素直になれずに遠くから見つめている可能性が高いです。
2.イタズラをする
嫉妬している時の犬は、わざと粗相をしたり、クッションなどを破壊するといったイタズラをすることがあります。
これは飼い主の気を引きたいという気持ちや、イライラした気持ちを発散させたい気持ちからする行動です。
3.ヤキモチの原因を攻撃する
犬はヤキモチを焼く原因となっている相手を攻撃してしまうことがあります。
飼い主がぬいぐるみを可愛がるふりをしたら、犬が怒ってボロボロになるまでぬいぐるみを振り回してしまったという動画をSNSやテレビで見たことがある方もいるでしょう。
相手がぬいぐるみであれば笑い話で済みますが、新しいペットや赤ちゃん、恋人などに犬が攻撃をしてしまうのは防がなくてはいけません。
愛犬が嫉妬から攻撃的になっている様子があれば、早急に対策を取りましょう。
4.いつも以上に甘えてくる
愛犬がいつも以上にベッタリと甘えてくるのも、明らかに嫉妬のサインです。
これは「自分だって甘えたい!」「僕のご主人だぞ!」という気持ちからくる行動だと考えられます。愛犬がヤキモチを焼いて甘えてきたら、たくさん撫でて安心させましょう。
愛犬がヤキモチを焼いているときに注意すべきこと
犬が嫉妬からイタズラをしたり、拗ねた態度をとっても決して叱ってはいけません。
ヤキモチを焼いている犬はとても寂しく辛い思いをしているので、叱られると「ご主人は気持ちを理解してくれない」と深く傷つき、信頼関係が崩れてしまいます。
また、イタズラなどに過剰に反応すると「イタズラをすれば構って貰える」と考えて行動が悪化することがあるので、問題行動には落ち着いて対処してください。
新入りの犬を迎えたり、赤ちゃんが生まれたりすると愛犬が後回しになってしまいがちですが、できるかぎり優先的に接して犬が不安にならないようにすることも意識しましょう。
帰宅したら新入り犬よりも先住犬に先に「ただいま」と構ったり、食事を先に与えたりするなど「あなたのほうが優先だよ」と行動で示すことで、愛犬は安心するはずです。
赤ちゃんがいると難しいかもしれませんが、愛犬との時間もしっかり取るなどして不安にさせないように意識しましょう。
まとめ
犬が「嫉妬」しているときにする仕草や行動をご紹介しました。
強い嫉妬の気持ちが長期間続くと、犬はストレスで体調不良になることもありますので、愛犬がヤキモチを焼いていたら心のケアをしてあげるようにしましょう。
愛犬がヤキモチを焼いていると感じたら、積極的にスキンシップを取って安心させてあげてくださいね。