成犬を『しつける方法』とは?しつけのやり直しはできる?トレーニングの注意点まで

成犬を『しつける方法』とは?しつけのやり直しはできる?トレーニングの注意点まで

成犬を家庭に迎え入れたり、成犬になってからしつけをし直したいと考えたりすることもあるでしょう。この記事では、成犬を「しつける方法」に関するコツやトレーニングの注意点を解説します。

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成犬を「しつける方法」とは

伏せているダルメシアン

愛犬が成犬になったのに(しつけ直しできれば…)と思う飼い主さんもおられることでしょう。

そこで今回は、成犬をしつける方法やしつけ直しの可否等について解説します。

犬のしつけやしつけ直しは何歳でも可能

子犬の頃はあまり問題行動がなく、しつけの必要性を感じていなかったものの、年齢を重ねてから「ちゃんとしつけをしておけばよかった…」と後悔している飼い主さんは少なくありません。

また、最近では保護犬を引き取って育てる人も増えてきていて、成犬からでもしつけをして飼えるのか気になっている人もいると思います。

このように、成犬のしつけやしつけ直しに注目する人は年々増えていると考えられます。

結論から言うと、犬のしつけは何歳からでもできます。一度教えたことをしつけ直すことも可能です。

犬のしつけがうまくいくかどうかは、年齢よりも個体差や飼い主さんの接し方の方が要素として大きいとされています。「成犬のしつけは簡単にできる」とは言えませんが、それは子犬であっても同じことが言えるでしょう。

また、成犬ならではのしつけのコツや注意点を把握することが、スムーズにトレーニングを進めるための大切なポイントとなると思います。

成犬のしつけがむずかしいと言われる理由

「成犬のしつけはむずかしい」といわれることがあります。それは、成犬の場合、何も知らない子犬の状態に比べると、「よくない癖」がついてしまっていることがあるからです。

問題がない状態から望ましい状態にしつけをするよりも、すでに問題を抱えている状態から正常な状態に戻し、さらに望ましい状態にしつけをする方が当然手間や時間がかかります。

そのような点で、「成犬のしつけはむずかしい」と考えられていますが、時間をかけたり接し方を工夫したりすることで、しつけを成功させることは十分に可能です。

また、元々の性格や気質にもよりますが、年齢を重ねて頑固になってしまう犬もいます。自分なりに覚えていることを頑なに守ろうとしてしまうタイプの犬は、アプローチの方法を工夫しなければなかなか新しいことを覚えてくれない可能性もあります。

成犬のトレーニングのコツや注意点

伏せている2頭の犬

では、成犬のしつけやしつけ直しをする場合、どのようなことに注意すべきなのでしょうか。

時間がかかっても焦らない

成犬のしつけやしつけ直しで一番苦労するポイントが、「子犬よりも時間がかかる」ということです。

当然のことながら、犬はこれまで良しとされてきた行動を否定されたり、これまでとは異なる行動を求められたりするため、とても戸惑います。簡単には理解できず、理解したとしても受け入れられないということもあるでしょう。

また、頭ではわかっていてもこれまでに身についた行動がなかなか消せないということもあると思います。そのため、成犬のしつけではとても時間がかかったり、覚えたと思ってもまた元に戻ってしまったりすることはめずらしくありません。

飼い主さんもついイライラしたり焦ったりしてしまうかもしれませんが、成犬のしつけはじっくり時間をかけて取り組むことを心がけてください。

一貫性を持って取り組む

成犬のしつけやしつけ直しは、時間がかかることもありますし、なかなかうまくいかないこともあります。そのようなときに、飼い主さんも疲れてしまって(もうやめようかな…)と諦めたくなることもあると思います。

しかし、一度やり始めたしつけは、できるだけ中途半端に終わらせたり、その時々で言うことを変えたりしないように気をつけてください。

飼い主さんの一貫性のない態度は、「何をすればいいの?」と犬をさらに混乱させます。その結果、これまでできていたこともできなくなったり、飼い主さんへの信頼が失われてしまったりすることもあるので、十分注意してください。

高齢犬は体調や体力を考慮する

シニア期に突入した犬は少しずつ体力が衰えます。しつけは激しい運動ではなくても、頭を使うためとても疲れるものだと考えられています。

そのため、シニア犬にしつけをおこなう場合は、体力や体調を考慮して無理なく短時間で切り上げることも大切です。心身が疲れた状態でしつけをしても、効果的なトレーニングはできないでしょう。

また、非常に高齢の犬のように、しつけによって身体的な負荷がかかりすぎると考えられる場合は、犬の行動を変えるのではなく、問題が起こらないような環境に整えることを選択した方がいい場合もあるでしょう。

プロの手を借りる

成犬のしつけがどうしてもうまく行かない場合は、ドッグトレーナーや訓練士などしつけのプロの手を借りるのもおすすめです。

成犬の場合、悪癖がなく素直な子犬と違って、トレーニングが一筋縄ではいかないことがあります。子犬とは違ったアプローチが必要になることもあるので、様々なトレーニング方法を知っているプロにアドバイスを求めることで、問題が解消する可能性もあります。

まとめ

女性にしつけられて笑顔の大型犬

「成犬のしつけはむずかしい、できない」と言われることがありますが、必ずしもそうではありません。

確かに時間がかかったり、接し方に工夫が必要なパターンありますが、根気よく続けていけば必ず状況は変わりますし、犬の行動にも変化があらわれます。

子犬であっても成犬であっても、愛犬としっかり向き合って、楽しいしつけを目指してくださいね。

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