「美しい姿をしている犬種」とは
毛並みがふわふわな犬や筋肉質な犬など、犬種にはさまざまな特徴が存在しますよね。
今回は、その中から「美しい姿をしている犬種」をご紹介します。それぞれの特徴や性格などもぜひ参考にしてみてくださいね。
1.ボルゾイ
大型犬ながらも顔も足もスリムなボルゾイは、優雅なたたずまいが魅力です。スラッとした足と風に揺れる被毛が見ている人を魅了しますよね。
性格は落ち着いていますが、思い切り走るのが大好きなので多くの運動時間が必要です。
外ではクールなのに、家に帰ると甘えん坊になるツンデレな所もありますよ。
2.シベリアン・ハスキー
そり犬として知られるシベリアン・ハスキーは、オオカミのようなクールで聡明な印象が強い犬種です。肉付きのよい体格とたくましい表情が特徴的で、頑固なイメージも与えます。
飼いにくい印象を受けるかもしれませんが、実はフレンドリーで子どもに優しい一面も持っている犬種です。
シベリアン・ハスキーの代表的な毛色はシルバー・ホワイトとレッド・ホワイトの2種で、中には左右の目色が異なるオッドアイもいます。
3.ワイマラナー
ドイツ生まれのワイマラナーは、筋肉質でシュッとした体型が特徴的な犬種です。
一般的には短毛が多いですが、中には長毛もいます。色はグレー・シルバー・ノロジカの3種が存在し、美しいスカイブルーの目色も魅力のひとつです。
性格は非常に活発で、走り回るのが大好きです。飼育をするなら、一般的な犬の散歩時間よりも長めに設ける必要があるでしょう。
4.アフガン・ハウンド
長い毛足とスリムで大きな体格が美しいアフガン・ハウンドは、ヨーロッパで人気がある犬種です。まるで毛皮のコートを着ているかのような立ち姿が、高貴な印象を与えます。
マイペースな犬と暮らす生活に魅了される飼い主さんが続出しています。しかし、毎日のブラッシングが欠かせず、プライドが高い犬種であるため初心者向けではありません。
5.シェットランド・シープドッグ
スコットランドが原産のシェットランド・シープドッグは、長くて柔らかい美しい毛並みが魅力の犬種です。エレガントな外見とは裏腹に、牧羊犬のルーツを持つため活発な一面も見られます。
成犬の体重は10kg前後となり、大型犬のコリーよりも体格は小さいです。体の大部分が白く、毛色は茶色や黒などミックスされたブラック・ホワイトやブラック・タンなど5色がそろいます。
6.サルーキ
サルーキはスリムで長い足とシュッとした顔が特徴の犬種です。全体的に毛足が短く、エレガントな垂れ耳や毛足の長いしっぽも魅力的です。
エジプトの遺跡からミイラとして発掘されたことから、最も古いルーツを持つ犬種としても知られています。飼い主に従順な性格で、走ることが大好きです。
大型犬であり力も強いため、ハードな運動量にも耐えられる方に向いている犬種です。
7.ファラオハウンド
古代エジプトで狩猟犬として活躍していたとされるのが、ファラオハウンドです。中型犬ながらも長い胴体や足、さらに首も長いため、実際よりも大きな体格に見えることが多いです。
筋肉質な体格にレッド系の短毛を持ち、小ぶりの目は美しい琥珀色をしています。警戒心が強いため根気強い飼育が必要となりますが、比較的家庭で飼いやすい犬種です。
8.アイリッシュ・セター
アイリッシュ・セターはアイルランドで生まれた、赤や栗色の長い毛並みが特徴の大型犬です。猟犬のルーツを持つため引き締まった体格と、凛々しい顔つきも特徴のひとつ。
活発で社交的なタイプが多く、常に体を動かしていないとストレスがたまりやすいです。十分な散歩時間を確保できないと、飼育する上で苦労するでしょう。
9.シェパード
警察犬として多く活躍するシェパードも、美しい立ち姿が魅力の犬種です。代表的なのがマズルが黒いジャーマン・シェパード・ドッグです。
筋肉質な体長は体高より長く、大きくピンと立った耳も特徴のひとつ。ほかにも、白い毛並を持つホワイト・シェパード・ドッグや、黒・レッド・白などの毛色が混ざったオーストラリアン・シェパード・ドッグもいます。
10.ヨークシャー・テリア
ヨークシャー・テリアは、「動く宝石」とも呼ばれる世界的にも有名な小型犬です。成長とともに毛色が変わることが多く、ブラック・タンからスチールブルーやゴールドなど生涯に7回変わるとも言われています。
活発な気質を持ち、常に飼い主のそばにいないと不安になる甘えん坊の性格です。寒さが苦手な犬種でもあるため、徹底した温度管理が必須となります。
まとめ
今回は、「美しい姿をしている犬種」について解説しました。
世界にはさまざまな犬種が存在しますが、その中でも美しい立ち姿が魅力の犬は古い歴史を持つ犬種ばかりです。毛並みやスタイルなど外見的な特徴ばかりでなく、聡明でプライドの高い内面を持つ犬種も多く見られます。
飼育に苦労する点はどんな犬にも共通しますが、憧れの犬種と暮らしてみるのもひと味違う楽しさがありますよ。飼ってみたい犬種があれば、ぜひ検討してみましょう。