犬が「退屈すぎる時」にみせるサイン
犬の退屈な気持ちは、仕草や行動にあらわれることがあります。そのサインには、まさか退屈していたなんて…と、意外なものもあるかもしれません。
1.寝てばかりいるけど呼んだらすぐ嬉しそうに起きてくる
犬の睡眠時間の平均は12時間~15時間と確かに長いのですが、眠くて寝ているのか、退屈で寝ているのかの違いは、声をかけてみると分かります。
寝てばかりいる愛犬を呼んだとき、すぐに嬉しそうに起きてくるのは、退屈すぎる時にみせるサインです。「待ってました~!」とばかりに駆け寄ってくる姿が可愛いんですよね♡
2.あくびをするときにわざと変な声を出す
あくびをする度に愛犬から変な声が出ていることに気づいたら、それは退屈すぎる時にみせるサインです。
退屈していますよ~と、飼い主に気づいてもらいたくて、わざと変な声を出しているのです。我が家の愛犬は「ア~アァ~」と声を出しながらあくびをするのが退屈サインです。
3.手足や肉球のお手入ればかりしている
手足の先を前歯でカミカミしてみたり、肉球をしきりに舐めてみたり、やけにお手入れに時間がかかってるな…ということに気づいたら、それは退屈すぎる時にみせるサインです。
指間や肉球の炎症や皮膚病の原因にもなりやすいため、赤みや腫れや出血がないか、見てあげてくださいね。
4.トイレシートを噛みちぎって遊ぶ
やけに静かだな…と思って様子を見に行くと、トイレシートを噛みちぎって遊ぶ愛犬の姿を見てしまった。これは退屈すぎる時にみせるサインです。
退屈でストレスを感じ、イライラしてやってしまったのでしょう。
「ダメだよ!」と声をかけた方がよいでしょうけれど、叱りつける必要まではないかと思います。退屈さえなければ、そのようなイタズラはしないはずだからです。
5.うんちを食べてしまう
いわゆる食糞ですが、退屈すぎる時にみせるサインでもあります。飼い主が必ず注目してくれる行為である、ということを分かって行動しているのかもしれません。
忙しくしているとき、夢中になっているとき、愛犬が排泄したことに気づけないこともあるかと思います。愛犬の排泄のタイミングを把握しておくと、解決しやすいでしょう。
犬に暇を感じさせない方法
では、愛犬に「退屈すぎる…」と感じさせないためには、どのような方法があるのでしょうか。
窓の外を眺められるようにする
暇を持て余してしまう愛犬には、窓の外を眺められるようにしてあげるとよいと思います。
人や犬が通る、野良猫が通る、庭に野鳥が飛んで来るなどすることで、刺激を受けることができます。「○○観察」は、よい退屈しのぎになるでしょう。
おやつが出てくる見守りカメラを活用する
お留守番中の愛犬の様子を見守ることができ、退屈しているなと感じたときは、スマートフォンを操作しておやつを出してあげることができます。
見守ることができないときは、そろそろ退屈している頃かもというタイミングでおやつが出てくるよう、時間を設定しておくこともできます。
毎日のお散歩をしっかりめにする
体を十分に動かすことによる程よい疲れによって、お留守番中や飼い主が家事や作業をしている間、犬は寝て過ごすことができます。
エネルギーがあり余っている犬ほど退屈しやすいのです。
まとめ
犬が「退屈すぎる時」にみせるサインを5つ解説しました。
- 寝てばかりいるけど呼んだらすぐ嬉しそうに起きてくる
- あくびをするときにわざと変な声を出す
- 手足や肉球のお手入ればかりしている
- トイレシートを噛みちぎって遊ぶ
- うんちを食べてしまう
犬が最も退屈しやすいのがお留守番中でしょう。愛犬を退屈させないためにできる工夫や対策はないか、ぜひ検討してみてくださいね。
今すぐ簡単にできる方法としては、窓の外を眺められるようにする、というのがおすすめです。