おとなしいといわれる犬種
1.ゴールデンレトリバー
小型犬に比べると大型犬は、どっしり構えて落ち着いたおとなしい性格の子が多いよう。特にゴールデンレトリバーはその見た目の優雅さや穏やかさを裏切らない、優しくおとなしい犬種です。
大型犬ゆえに飼育環境は選びますが、いったん家庭に迎えるととても愛情深く家族の様子を見守ってくれます。
2.ラブラドールレトリバー
盲導犬のイメージの強いラブラドールレトリバーですが、そのイメージ通り訓練性能が高く賢く、かつ人懐こい性格の子が多い犬種です。
ただ子犬の頃はやんちゃな子も多く、パタパタ元気に動くしっぽが思わぬハプニングを招くことも。成長とともに落ち着くことが多いですが、大きな体で甘えん坊な性格もまた魅力です。
3.トイプードル
日本ではここ十数年ほど不動の人気を誇っているトイプードルですが、人気の秘密はその見た目だけではありません。
実はボーダーコリーに次ぐほど賢い犬種としても知られていて、早い段階でしつけをマスターしてしまえばおとなしく問題の少ない子に育つため、とても育てやすい犬種なのです。
ただ賢いゆえに、飼い主さんが舐められてしまうとワガママにもなりかねません。可愛いあまりに甘やかさないように注意が必要です。
4.パグ
鼻ぺちゃでぶさかわなお顔が魅力のパグも、明るく人懐こい性格でありながら冷静沈着で落ち着いた性格といわれます。中国王室で寵愛されてきた歴史を持つゆえの一種の余裕なのかもしれません。
ただ落ち着いておとなしい性格が転じて「頑固」と称されることもあり、しつけをするに当たってはコツが必要となることもあります。
落ち着いている性格の子の見分け方
複数いる子犬の中からおとなしい性格の子を見極めたいときには、まず「おいで」と声をかけてみましょう。先を争うように駆けつけてくる子は好奇心旺盛で人懐こく、やんちゃな性格の子が多いでしょう。
一方、後ろの方でじっと様子見をしていたり、みんなが楽しそうにしているのを見ておずおずと寄ってくるような子は、控えめで落ち着いている子の可能性が高いと言えるでしょう。
ただしこれはあくまで目安に過ぎません。たくさん子犬がいる環境だったから遠慮していたものの、おうちに迎えられてひとりになったら途端に開放的になってやんちゃになる「内弁慶」な子もいます。おとなしい子は怖がりさんである場合もあり、警戒心が強くビクビクしてしまうことも考えられます。
また性格ではなく、体調や寝起きの関係で動きが鈍かったということも考えられます。どんな子であっても子犬の頃は多少はやんちゃなもの。そこを理解したうえでお迎えしなくてはなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?おとなしいわんことの穏やかな暮らしを夢見るのは悪いことではありません。
ですが注意しておきたいのは、今回ご紹介したのはあくまで一般的におとなしい子が多いと言われている犬種であり、この犬種であれば必ずおとなしいというわけではありません。
またおとなしい犬種であっても子犬の時期はやんちゃで活発なことが多く、成長とともに落ち着いておとなしい性格に変化していくというパターンも多いもの。イメージと違って手がかかったから…という理由で飼育放棄するようなことはあってはなりません。
お迎えするにあたっては、何回か会ってみてしっかりと相性を確認しましょう。1回会って衝動的にということは避けたいものです。