️覚悟のとき…わんこが亡くなる前にとる行動
1.甘えんぼうになる
最期のときが近づくと痛みや苦しみ、あるいは不安からわんこは甘えんぼうになります。
飼い主さんの気配がなくなるとピーピー、キュンキュンと鳴いたり、体をくっつけてきたりします。とても可愛く、飼い主さんにとっては余計に別れ難くなってしまう行動かもしれません。
2.トイレのコントロールができなくなる
寝たきりの場合は以前からかもしれませんが、そうでない場合でも亡くなる前はトイレを自力でコントロールすることが難しくなります。トイレまで辿り着けなかったり、急に漏らしてしまったり、粗相が増えても叱ってはいけません。
3.水を飲まなくなる
食べものを受け付けなくなり、やがて徐々に水も飲めなくなってくると覚悟を決めるべきときが来たと思っていいでしょう。「枯れるように死んでいく」という表現がありますが、ある意味ではそれが自然の作法なのです。
とはいえ口や鼻が渇いて可哀想であれば、脱脂綿に水を含ませて当ててあげたり、スパイトで少しずつ潤わせてあげてもかまいません。
️後悔したくない! わんこが亡くなる前にすべきこと
1.供養の方法を考えておく
愛犬が亡くなったら火葬にするのか土葬にするのか、お骨は手元に残すのか合葬にするのかなど、近年ではわんこの供養の方法にもさまざまな選択肢が生まれてきました。
いざそのときを迎えてからではショックで正常な思考ができないことも多いですし、遺体を安置しておける期間には限りがあるため、十分に悩む時間もありません。
供養の方法を決めておくこと、また評判が良く金銭的にもサービス的にも納得できる葬儀会社を選んでおくこともとても重要です。
2.好きだった人に会わせてあげる
元気だったころに好きだった人、お世話になった人を自宅に招き、会わせてあげるのも良いでしょう。寝たきりで動けない体であってもしっぽを振って喜んだり、穏やかな笑顔になったりする姿を見られるかもしれません。
3.なるべく一緒の時間を作る
もちろん仕事や学校の都合で難しい場合もありますが、お別れのときが近いと感じたら、なるべく一緒にいる時間を確保したいところです。愛犬が安心するのはもちろん、飼い主さん自身も心の準備をすることができます。
また、よく「犬は家族が揃うのを待ってから旅立つ」と言われますが、必ずしもそうとは限りません。一緒の時間がとれず、愛犬の最期の瞬間に立ち合うことができないと深い後悔が残ってしまいます。
4.大好きをたくさん伝える
何があってもやっておきたいのは、愛犬に大好きな気持ちをたくさん伝えることです。声をかけても反応はないかもしれませんし、家族の前では気恥ずかしいかもしれません。
ですが、「愛してるよ」「大好きだよ」という気持ちや、「ありがとう」の気持ちを口に出して伝えないときっと後悔が残ります。たくさん体を撫でてあげて、たくさん声をかけてあげましょう。その言葉はきっと愛犬の心に届いています。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?愛犬が亡くなるなんて想像もしたくないという人もいるかもしれませんが、現実から目を逸らしてばかりいると、いざ「そのとき」が訪れたときにうろたえるばかりになってしまいます。
お別れのときは一度きり、やり直しはききません。「もっとああしてあげればよかった」「こうしていたら違ったのに」と後悔を残してしまうと、ペットロスもより深刻になってしまいます。愛犬が元気な今だからこそ、冷静かつ客観的に考えておく必要があるのです。