愛犬が「素っ気ない」ときの心理
愛犬に素っ気ない態度をされると寂しいですよね。(嫌なことしちゃったかな?嫌われちゃったかな?)と、不安になってしまうこともあるのではないでしょうか。
愛犬が素っ気ないとき、(こんな理由かもしれない!)と、何となく想定することができる理由もあれば、飼い主が考えていることとは全く違う理由が隠されていることもあります。
そこで今回は、愛犬が「素っ気ない」ときの心理について解説します。飼い主に冷たい態度をとる理由や正しい接し方を一緒に考えてみましょう。
1.飼い主を信頼している
愛犬が素っ気なく冷たい態度をとるのは、飼い主を信頼しているからです。
信頼できる相手がそばにいてくれることに安心し、緊張したり、不安になったり、恐怖を感じるなどせず、とてもリラックスした状態なのです。
ケージやベッドの中でくつろいでいるとき、飼い主の呼びかけにも一切反応せず、素っ気ないときがあります。
愛犬にとってのリラックスタイムを満喫しているところだと思いますので、しばらく放っておきましょう。
せっかくの愛犬に手のかからない時間なので、家事をしたり、趣味を楽しんだり、飼い主さんもリラックスタイムを過ごしてくださいね。
2.自分のペースを崩したくない
愛犬が素っ気なく冷たい態度をとるのは、自分のペースを崩したくないからです。
マイペースな犬、独立心や自立心の高い犬によく見られます。ONとOFFがハッキリしているタイプとも言えるのではないでしょうか。
遊びたいときは自分から飼い主を誘うけど、飼い主の方から誘われたとき、(そんな気分じゃないんだよな…)と、素っ気ない態度を見せることがあります。
愛犬には、くれぐれも構い過ぎないことが大切です。素っ気ない愛犬を無理に構おうとすると、機嫌を損ねてしまうことがあります。
それならば、とことん愛犬のペースに付き合ってあげるのも、たまには良いのではないでしょうか。
3.何も期待できない
愛犬が素っ気なく冷たい態度をとるのは、(何も期待できないな…)と考えているからです。
飼い主がただ何となく名前を呼んでみたとき、犬は(おやつがもらえるかも!)と期待し、嬉しそうに笑顔で駆け寄ります。そんなことを期待されているとは知らず、飼い主は可愛い愛犬の姿を見て満足してしまいます。
このような経験を何度も経験した犬は、(どうせ呼んだだけでしょう…)と何も期待できないことを察し、冷たく素っ気ない態度を見せることがあります。
「今はとくに要求したいことはありません」という状況なのだと思います。飼い主に対して期待することがないということは、不満があるというわけでもないのでしょう。
不満やストレスがないのであれば良いかなと考え、しつこく呼んだり、触れたりせずにいましょう。
4.ゆったりと落ち着いていたい
愛犬が素っ気なく冷たい態度をとるのは、ゆったりと落ち着いていたいからです。
シニア犬になると、飼い主に冷たく素っ気ない態度をする機会が増えることがあります。これまでの経験によって、警戒したり焦ったりする必要はない、と考えているのではないでしょうか。
体力が低下したり、興味が薄れたりし、反応が薄くなった愛犬の態度を素っ気ないと感じてしまうのは、愛犬に老いや若い頃との違いを感じ、少々寂しく思うからかもしれません。
シニアになった愛犬が興味を持てることやテンションの上がること、加齢によって鈍くなった体と心を活動的にしてあげられることなどを見つけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、愛犬が「素っ気ない」ときの心理を4つ解説しました。
- 飼い主を信頼している
- 自分のペースを崩したくない
- 何も期待できない
- ゆったりと落ち着いていたい
成長と共に飼い主に対して冷たく素っ気ない態度を見せることはよくあることです。
実は飼い主のことをよく見ていて、じっくり観察していて、全く興味がないというわけではありません。
「大好きだよ♡」のサインを送っていることもありますので、日々の何気ない愛犬の様子からも気持ちを読み取るようにしてみてくださいね。