愛犬が「キレる犬」になる飼い主の絶対NG行為
あなたの愛犬は「キレる犬」ではありませんか?
「キレる犬」とは、突然唸ったり、牙をむいたり、噛んだり、吠えたりする犬のことです。これらを頻繁にしている犬は、「怒りっぽい」「キレやすい」犬だといえるでしょう。
犬の性格にはかなり個体差があるため、飼い主さんのなかには「愛犬が怒りっぽくて悩んでいる」という方もいるのではないでしょうか。しかし実は、愛犬が「キレる犬」になっているのは、飼い主さんの無意識な行為が原因であることがほとんどなのです。
そこで今回は、愛犬が「キレる犬」になる飼い主の絶対NG行為について解説します。どんな行為が愛犬を怒りっぽくしてしまうのか、ぜひチェックしてみてください。
1.暴力をふるう
犬に暴力をふるうのは絶対にNGです。
飼い主に暴力をふるわれた犬は、自分の身を守ろうとして人に唸ったり噛んだりする行動を起こすようになり、この行動が「キレる犬」だと判断されてしまう原因になることがあります。
愛犬を攻撃的な犬にしないためにも、体罰は絶対にしないようにしましょう。
2.ストレスの発散をさせない
犬はストレスが溜まると怒りっぽくなってしまうため、飼い主が犬のストレスを上手に発散させてあげなくてはいけません。
- 散歩に連れて行かない
- 犬に構わない
- オモチャなど噛んで良い物を与えない
飼い主のこれらの行動は、犬にストレスを与えてキレやすくしてしまいますので、改善するようにしましょう。
3.社会化訓練をしない
「社会化訓練」とは、犬に様々な環境に慣れさせ、社会に順応するための練習をすることをいいます。
社会化訓練をせずに育てられた犬は、「恐怖心」や「警戒心」が強くなる傾向にあり、人や他の犬など身の回りの存在に対して吠える、噛もうとするなど怒りっぽくなることが多いです。
犬の社会化は警戒心が芽生え始める生後4ヶ月頃まで、もしくは1歳を迎えるまでの時期に行うのが良いといわれているので、できるだけ早いうちから訓練を行うようにしましょう。
4.怒った犬の要求に応じている
愛犬が吠えたり唸ったりして怒った時、飼い主さんが犬の要求に応えてしまうのは良くありません。
怒った犬の要求に毎回応えてしまうと、「怒ればご主人は言う事を聞いてくれる」と犬に学習させてしまい、ますます『キレる犬』になってしまうことが多いからです。
愛犬が怒った素振りを見せていても、飼い主は落ち着いて接するようにしましょう。
「キレる犬」にしないために気をつけるべきポイント
愛犬をキレやすい犬にしないためには、ストレスの発散をさせること、飼い主が犬と正しい接し方をすることが大切です。
どんなに温厚な性格の犬でも、ストレスが溜まるとイライラして怒りっぽくなることがあります。運動やオモチャ遊びなど、飼い主がうまくストレスをコントロールしてあげるようにしましょう。
また、臆病な犬や警戒心が強い犬もキレやすくなりがちなので、子犬の頃から社会化訓練をして様々な環境に慣れさせておくことも重要です。
まとめ
今回は、愛犬が「キレる犬」になる飼い主のNG行為をご紹介しました。
犬の性格は生まれ持った性質よりも、育て方や育った環境による影響のほうが大きく作用し形成されているといわれています。
愛犬が「キレる犬」だと感じる方は、この記事を参考に、接し方や飼育環境を見直してみてくださいね。