体臭がキツめの犬種とその特徴
1.短頭種
そもそも体臭の元となるのは何でしょうか?それはズバリ汚れや皮脂などの分泌物です。
「ぶさかわ」が代名詞の短頭種ですが、そのぺちゃっとした身体構造こそ体臭の原因。たるんだ皮膚の間に溜め込んでしまった汚れや皮脂が時間の経過とともに悪臭を放ってしまうのです。
短頭種の子の場合には、シワやたるみの内側まで入念にお手入れしてあげる必要があります。短頭種の代表的な犬種としては下記があります。
- パグ
- フレンチブルドッグ
2.短足
汚れがつきやすい犬種としては短足犬種も想像に難くないでしょう。短足犬種は足が短いため、お腹部分の被毛が地面に触れてしまう確率が高く、お散歩やお出かけから帰ったときに意識的にお手入れをしてあげないと汚れてしまいがちです。
地面に落ちているのは砂や泥だけではありませんよ。外から帰った後にはお腹をしっかり拭いてあげましょう。
- ダックスフンド
- コーギー
3.ダブルコート
わんこの被毛の生え方には、シングルコートとダブルコートの2種類があります。
すべての被毛が均一の長さで伸びていくシングルコートに対し、ダブルコートは硬くてしっかりしたオーバーコートと柔らかくふわふわのアンダーコートの二層構造になっています。
アンダーコートが季節ごとに生え変わることで外気温の変化に柔軟に対応できるのですが、ブラッシングを怠ってしまうと抜け毛が溜まって通気性が悪くなり、皮膚トラブルやニオイの原因となります。
- ゴールデンレトリバー
- ポメラニアン
愛犬のニオイが気になるときには
1.シャンプーやブラッシングをこまめに
体臭の原因が汚れや皮脂であることは上記の通りです。そのため体臭を抑える第一条件は、汚れや皮脂を溜め込む前に取り除くことです。そのためにも定期的なシャンプーとこまめなブラッシングは欠かすことができません。
シャンプーはやりすぎとかえって皮膚トラブルを招くことがありますが、月に1回程度行えると理想的です。ブラッシングは、ダブルコートの子の換毛期には特に頻繁に行う必要があります。
2.フードを替える
フードの成分が体臭の原因となっていることもあります。どんな栄養素を摂っているかが、皮脂の分泌量や被毛の状態、肌や粘膜の保湿状態やバリア機能に影響を及ぼすからです。
質の悪いフードや愛犬の体質に合わないフードを与えていると、全身状態が悪くなって体臭を強くしてしまうのです。
フードを替えてから体臭が気になるようになった、たまに別のものを与えたら被毛の調子が良くなったように見えたなどの症状があったら、フードの切り替えを考えてもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は体臭が強いといわれる犬種をご紹介しましたが、体臭が少ないと言われている犬種であっても、ケアを怠ったり飼育環境に問題があったりすればあっという間に体臭が強くなってしまいます。
わんこと暮らしている以上、ある程度のニオイは受け入れていく必要がありますが、抑えられるはずのニオイが抑えられないのは問題です。しっかり対策を行い、最低限のニオイで抑えられるようにしましょう。