「飼い主に愛されている犬」の特徴
言葉を話せない犬が何を考えているのか、果たして自分のことを慕ってくれているのか不安に思うことがあると思います。(うちの子と会話ができたらな…)と思う飼い主さんも多いでしょう。
それでも犬は素直で感情表現が豊かな動物です。犬なりに気持ちをアピールしているのです。
そこで今回は、「飼い主に愛されている」犬に見られる特徴について解説します。ご自宅の愛犬にもその特徴がみられるか、ぜひ確認してみてくださいね。
1.飼い主さんをジッと見つめる
視線を感じて振り向いたら、愛犬があなたをジッと見つめていた…という経験はないでしょうか。
ほとんどの動物は視線を合わせることが苦手ですが、飼い主さんに愛されている犬はアイコンタクトを取るという特徴があります。
(飼い主さんは今何をしているのかな?)と大好きな人の動向をチェックしたり、「散歩に行きたいな~」と自分の要求をアピールすることも。いずれにせよ日ごろから大事にされているからこその特徴です。
2.お腹を見せてリラックスする
ゴロンとダイナミックにひっくり返り、お腹を見せる姿は本当に可愛らしいものです。犬にとってお腹は急所ですので、仰向けになりリラックスするのは信頼している人にしか見せない行動です。
無防備な姿で寛いだり眠ったりできる犬は、飼い主さんからたくさんの愛情を受けているということです。「急所をさらけ出しても大丈夫」と、全幅の信頼を寄せているのです。
3.飼い主さんの外出を落ち着いて見送る
例えば外出するとき、愛犬はどのような行動を取りますか?
飼い主さんに愛されている犬は、落ち着いて静かに見送ることができます。(なんだか素っ気ないな…)と思うかもしれませんが、あなたを信頼している証なので安心してください。
(必ず帰ってくる!)(自分を置いてどこかに行くはずない)と分かっているので、飼い主さんが外出するときも慌てることはありません。穏やかな気持ちでお留守番ができるのです。
4.嬉しそうな笑顔を見せるなど表情が豊か
愛されている犬ほど、幸福感で満たされ自然と表情も元気になります。ストレスフリーで毎日を楽しく過ごしているので、嬉しそうなニコッとした笑顔を見せることも多いでしょう。
他にも目がきらきらと輝いていたり、尻尾をよく振るなど表現豊かになります。お散歩のときも「ルンルン♪」という言葉が聞こえてきそうなほど軽快に歩き、時おり飼い主さんを見上げて笑顔を見せるなど幸せいっぱいの表情を見せます。
5.飼い主さんと似た行動をとる
愛されている犬の特徴として、飼い主さんと行動が似通うことがあります。なんとも可愛らしく不思議な現象です。愛情深く接していると、鏡のように愛犬もあなたを大切に思います。
飼い主さんがあくびをすると愛犬にもあくびがうつるのは、お互い大好きな存在のため無意識に共感しているからだと考えられています。愛犬が自分に似てくるなんて、なんだか嬉しく思いますね。
飼い主の愛情が不足している犬との違いとは?
飼い主さんと信頼関係の構築が不十分で、愛情が不足している犬には、以下のような特徴があります。
- 無駄吠えなどの問題行動が多い
- 飼い主さんの顔色を窺う
- 自分の手足を執拗に舐める
- 出かける飼い主さんを見て吠えたり後追いをする
愛情が不足している犬は、総じて表情に覇気がありません。怯えたような不安そうな表情を見せることが多いです。
さらに、寂しさやストレスから無駄吠えなどの問題行動や、気を紛らわせようと自分の手足を執拗に舐め続ける「常同障害」を患ってしまうことも。
飼い主さんがいなくなることを過度に不安に思い、吠えたり後追いをして外出を阻止するような行動をとります。信頼関係を築けるほどの愛情を受けていないことが原因といえます。
まとめ
今回は、「飼い主に愛されている犬」の特徴について解説しました。
あくまで一般的によく見られる特徴ですので、犬種の特性やその子の性格によっても変わってきます。もし、当てはまる項目がなかったとしても、あなたが愛犬を心から可愛がり愛情深く接していればその思いは必ず伝わっているはずです。
愛犬が安心して過ごせるように環境を整え、常に気持ちに寄り添うことを意識してくださいね。