1.犬の体のサイズに合っている
犬のベッド選びをする際に、まず気になるのがサイズではないでしょうか。犬が快適に過ごせるかどうかという点においても、サイズは大切なポイントになります。
犬にとって心地良く眠れるサイズは、犬の体に対して「大きすぎず小さすぎない」ものです。具体的には、犬が横になって足を伸ばしたときにゆとりを持って足先までおさまる、また鼻先からお尻まできちんと入る程度のサイズがあればいいでしょう。
これよりも狭いと犬は寝たときに窮屈さを感じたり、寝ているときに体の一部が落ちてしまったりします。小さく丸まって眠るのが好きな犬でも、体を伸ばしたときに窮屈にならない程度のスペースは必要です。
反対に体に対してあまりにも大きいと、落ち着いて眠れない犬もいます。広いことで寝る場所がなかなか決めきれなかったり、安心感を感じにくかったりすることがあります。
2.適度なクッション性や弾力がある
犬用のベッドはデザインだけでなく形状や素材の種類も豊富です。犬に心地良く眠って欲しいなら、程よくふかふかとしたクッション性のあるものを選びましょう。
綿入りのベッドはふんわりとしているものが多いですが、綿の量が少ないと寝たときに底つき感があり、体を支えられないものも少なくありません。飼い主さんが手で押して体重をかけたときも、床の感触が直接感じられないような程よいクッション性や弾力があるものを選んでください。
また、筋力が低下してきたシニア犬の場合は、立ち上がるときに負担がかかりにくいように「高反発ベッド」のように適度な硬さがあるものがおすすめです。柔らかすぎると体が沈み込んでしまい、寝返りや立ち上がりがむずかしくなるので、年齢に合った硬さのものを選ぶことも大切です。
3.あご乗せ部分や囲いがある
犬は広々としていて開放感があるところで眠るよりも、周囲を囲まれていて薄暗い環境で眠る方が安心するといわれています。これは、外敵や危険から自分を守るために備わっている本能によるものだと考えられます。
そのため、ベッドのふちが高くなっていて囲まれているような感覚になるものを好む犬が多くいます。なかには、屋根がついたドーム型のものを好む犬もいるでしょう。
また、少し高くなっている場所にあごを乗せて寝るのが好きな犬も多いと思います。そのため、「あご乗せ」として使えるふちがあるタイプも人気を集めています。
4.清潔を保ちやすい
犬自身はあまり気にしていない場合もありますが、犬の健康を守るために清潔な状態を保ちやすいベッドを使うことも大切です。
犬は毎日お風呂に入るわけではないので、体に付いた汚れでどうしてもベッドも汚くなってしまいます。そのため、こまめに洗ったり干したりしてきれいな状態にしてあげなければなりません。
しかし、洗濯に向かない素材が使われているものやカバーがなく本体ごと洗わなければならないものなどは、どうしても汚れた状態で使うことが増えてしまいがちです。
犬の皮膚疾患やアレルギーなどを予防するためにも、洗濯のしやすさも意識してみてください。
まとめ
1日の多くの時間を睡眠や休息にあてる犬にとって、ベッドの寝心地はとても大切なものです。
この記事で紹介した、犬にとって「快適なベッド」の特徴を参考にしつつ、愛犬の体や寝方のくせなどに合わせて、ぴったりのベッドを見つけてあげてください。