犬は孤独が苦手
犬は古来より群れで暮らしてきた動物なので、「孤独」がとても苦手です。ひとりぼっちになると寂しさや不安を感じ、大きなストレスを感じてしまいます。
寂しがりやな犬達にとって、仲間や家族である飼い主とのコミュニケーションはとても大切。愛犬に孤独やストレスを感じさせないために、飼い主は意識して接するよう気をつけなくてはいけません。
犬が「孤独を感じている」ときに見せるサイン
ここからは、孤独を感じている犬が見せるサインをご紹介します。
愛犬にこれらのサインが見られたら、寂しさを感じている可能性が高いです。ぜひチェックしてみてください。
1.遠くから飼い主をジッと見つめる
犬は「寂しいな、構って欲しいな」と思っている時、遠くから飼い主のことをジッと見つめることがあります。
騒がずにただ視線を送っているだけなので飼い主が気づかないことも多く、見逃しやすいサインだといえるでしょう。本当は「構って」と言いたいのに、我慢している犬の気持ちを考えると切なくなってしまいますね。
2.体調不良になる
孤独を感じた犬はストレスから体調不良になることもあります。
- 下痢
- 嘔吐
- 皮膚炎
- 食欲不振
愛犬にこれらの症状があり、動物病院へ行っても原因が見つからない場合は飼い主さんの接し方に問題があるかもしれません。
3.イタズラなどの問題行動が増える
破壊行動などの「イタズラ」や「無駄吠え」などの問題行動が増えるようになるのも、犬が孤独を感じているサインです。
これらの行動は犬がストレスを発散させるためだったり、飼い主の気を引こうとしたりして起こすといわれているので、頭ごなしに叱ると「ご主人は寂しさを分かってくれない」と悪化することも多いです。
愛犬のイタズラや無駄吠えが多い時は、触れ合いが足りているか考え直してみてください。
4.「クンクン」とか細い声で鳴く
犬が子犬のように「クンクン」と鳴くのも「寂しいよ構ってよ」というサインです。
母犬を呼ぶ時と同じ鳴き方をして、飼い主に甘えたいと鳴いているのです。
5.自分の手を舐め続ける
強いストレスにさらされ続けた犬には、意味のない行動を何度も繰り返す「常同行動」と呼ばれるサインが見られることもあります。
常同行動を起こす犬はかなり強い孤独感を抱いていることが多いため、動物病院で相談してみるのも良いかもしれません。
愛犬が寂しがっているときにすべきケア
愛犬が孤独を感じていそうな時は、まず日頃のコミュニケーションやスキンシップをどれだけ行っているか振り返ってみてください。愛犬が安心感を得られるような接し方ができていたか、ストレスが溜まらないようにできていたかなど、考えてみましょう。
触れ合いが足りていないかもと思ったら、愛犬に話しかける、撫でるなどする時間を増やしてください。散歩に行ったり、オモチャで一緒に遊ぶのもオススメです。
そして愛犬にきちんと「大好きだよ」と伝え、安心させてあげましょう。
まとめ
犬は孤独から病気になったり、問題行動を起こすようになったりする動物です。犬を家族として迎え入れたら、どれだけ忙しくてもコミュニケーションはしっかり取るようにしましょう。
飼い主が愛情を持って撫でたり話しかけたり、一生懸命お世話をしていれば犬も安心してくれるはずですよ。ぜひこの記事を参考に、愛犬が孤独を感じていないかチェックしてみてくださいね。