愛犬が『外に出たがらない』3つの心理 考えられる理由や外に慣れさせる方法まで解説

愛犬が『外に出たがらない』3つの心理 考えられる理由や外に慣れさせる方法まで解説

散歩をしようと思っても、愛犬がなかなか行きたがらずに困ったことはありませんか。この記事では、犬が「外に出たがらない」心理や理由、対処法について解説するので、ぜひ参考にしてください。

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1.過去に外で怖い思いをした

他の犬に吠える犬

今までは問題なく散歩に行っていた犬が、外に行くことを嫌がるようになった場合、飼い主さんが気がつかないうちに怖い思いをしてしまっている可能性があります。

散歩をしているときに花火や雷など大きな音が鳴って驚いたり、犬に吠えられて嫌な思いをしたり、と外の世界では様々なことが起きます。

また、動物病院など苦手な場所に出かけたことがトラウマになっていて、(外に行くとまた怖い場所に連れて行かれるかも…)と思っていることも考えられます。

その犬によって怖いことやストレスに感じることは違うので、散歩中は犬の様子をきちんと確認してあげましょう。犬の散歩中にスマホを見ながら歩いている飼い主さんを時々見かけますが、犬の表情や仕草から感情を読み取るためにも、できるだけ犬の様子から目を離さないようにしてください。

2.外に慣れていない

窓の外を不安げにみる犬

1日の大半を室内で過ごしている犬が、外に出るときに不安を感じるということはめずらしいことではありません。未知のものを怖いと感じるのは、私たち人間でも同じことが言えるでしょう。

外の世界では、音もにおいも人の気配もすべてが刺激的で、それらを楽しめる犬は散歩で精神的な満足を感じられます。

しかし、外に慣れていない子犬や社会化不足で新しいものや場所に不安を感じやすいタイプの犬は、外に出ることを楽しいとは思えず、嫌がることがあります。

また、散歩に不慣れな子犬の場合、首輪やリードをつけられることやそれらで動きを制御されること自体を嫌がることもあります。そのような様子が見られる場合は、まずは家のなかで首輪とリードをつけた状態で歩く練習をしておくといいでしょう。

3.体調が悪い

伏せているレトリバー

犬を外に連れて行こうと思っても、なかなか立ち上がらなかったり、歩くのが遅かったり、すぐに帰ろうとしたりする様子が見られる場合、犬の体調に異変がある可能性も考えられます。

足の裏に傷ができていたり、関節を痛めていたりといった外傷的な要因から、腹痛など内臓器系の疾患による体の痛みが要因の場合もあるでしょう。

普段は散歩に出ることを嫌がらない犬が、こうした様子を見せるようになったら、身体的な異常が起きていないかも確認してみてください。全身をくまなく触ってみて、触られることを嫌がる場所がないかを確認したり、歩いている姿を見て動きに違和感がないかをチェックしたりしてみましょう。

年齢を重ねてくると、動きが鈍くなったり活動量が減ったりするので、自然に運動量や運動への欲求が低下することはあると思います。しかし、急激な変化が見られた場合は、体の異常も疑ってみることをおすすめします。

犬を外に慣れさせる方法

飼い主を見上げている犬

愛犬が外に出たがらない様子を見せた場合、その理由がもしも外に行った経験があまり無いことから生じているのであれば、まずは外の世界に慣れさせなくてはいけません。

そこでここからは、外の世界に慣れていないお迎えしたばかりの保護犬や子犬等に、外に慣れさせるための方法について解説します。犬の性格によって最適な方法は異なるかもしれませんが、ぜひ参考にしてみてくださいね。

少しずつ外に慣れさせる

子犬のように外の世界に慣れていない犬はもちろん、何らかのトラウマで外を怖がるようになった犬も、時間をかけて少しずつ慣れさせることが大切です。

不安を感じている犬を無理やり外に連れ出しても、余計に恐怖心を植え付けてしまいかねません。

そのため、まず自宅の庭やベランダに出て外の風や音を感じてみるといいでしょう。さらに、抱っこで散歩に出かけたり、人や車通りの少ない道を歩かせたりして、少しずつ外に対する自信をつけてあげましょう。

外での楽しみをつくる

外に対してより良いイメージを持てるように、愛犬にとっての楽しみを外の世界で作ってあげましょう。

おもちゃ遊びが好きな犬なら公園で遊び、走ることが好きなら飼い主さんが一緒に走りましょう。そしてもし「におい嗅ぎ」が好きな犬なら、広場などで自由時間を作って存分に「におい嗅ぎ」をさせてあげます。

排泄をするためだけの外出や単調な散歩では、犬が外に出るモチベーションを持てない可能性もあります。外は魅力的で楽しいところだと感じられるように、愛犬の好みに合わせた散歩やお出かけを計画してあげてください。

犬との信頼関係を築く

犬が外で不安や恐怖を感じにくくするために、飼い主さんと愛犬の間でしっかりとした信頼関係を築くことも大切です。

不安を感じることがあっても、そばに頼れる人がいれば、トラウマになるほどの強い恐怖にはならないこともあります。

そのため、日頃からしっかりとコミュニケーションを取って、信頼される存在になれるように努めることも飼い主さんの大切な役割でしょう。

まとめ

怖がって家からでようとしない犬

愛犬が外に出ることを嫌がるようになると、飼い主さんも不安や心配を抱えることになるでしょう。

そのような場合、まずはなぜ外を嫌がっているのか、じっくり時間をかけてその理由や原因を探してみてください。

愛犬の様子を観察することで、具体的に「何」を「どうして」嫌がっているのかが見えてくるはずです。

考えられる要因が見つかったら、焦らず少しずつ外に慣らすことを心がけてください。また、愛犬がどうしたら外をもっと楽しめるかということを考えてあげることも大切でしょう。

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