犬が人間から話しかけられたときの心理
犬は知能とコミュニケーション能力が高い動物なので、飼い主から声をかけられたときに様々なことを考えています。
ここでは、犬が人間から話しかけられたときの心理をご紹介しますので、愛犬に当てはまるものがあるかチェックしてみてくださいね。
1.嬉しい
あなたが話しかけた時、笑顔で振り向く、尻尾を振るなどの反応を見せたら、犬は「ご主人が話しかけてくれた!嬉しいな」という気持ちになっています。
飼い主のことを信頼し、普段から楽しい時間を共有している場合に犬はこのような反応をすることが多いでしょう。
2.何を言っているんだろう?
話しかけたときに犬が首を傾げたり、あなたの顔をジッと見つめてくるのは「何を言っているんだろう?」と思って必死に理解しようとしているサインです。
犬は「ごはん」や「さんぽ」などの短い単語は理解できても、長い文章は理解することができません。「今日はお母さん遅くなるから良い子で待っててね」と話しかけたとしても、犬に正確な意味は伝わっていないのです。
3.怖い
人間に対して警戒心が強い犬は、話しかけられた時に「怖い」と思っていることがあります。
保護犬など人間と触れ合う経験が少なかった犬は、話しかけられると「何をされるんだろう」と恐怖でいっぱいになってしまうのです。
優しくゆっくり話しかけることを続ければ、犬も次第に慣れて安心してくれるようになるので、飼い主は諦めずにコミュニケーションを取るようにしましょう。
4.うるさいなぁ
睡眠中やごはん中の愛犬に話しかけてしまう飼い主さんは、犬から「うるさいなぁ」と思われているかもしれません。
人間は読書や仕事中などに話しかけられると「鬱陶しい」と感じてしまうものですが、それは犬も同じです。
愛犬が寝ていたり、何かに集中していたりする時には邪魔をしないであげましょう。
犬に声をかけるメリットや得られる効果とは
犬は飼い主から話しかけられると安心感や幸福感を得ることができます。飼い主が自分の方を見て話しかけてくることで、「構って貰えている」「愛されている」と思えるのでしょう。不安なことや怖いことがある時にも、飼い主に声をかけられると落ち着く犬は多いです。
「でも犬は単語しか理解できないんでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、犬が人間の言葉を理解しようとすることは脳への良い刺激となり、認知症の予防にもなります。実際、『飼い主からたくさん話しかけられている犬のほうが、そうでない犬よりも寿命が長くなる』という研究結果も出ているそうです。
また、メリットがあるのは犬だけではありません。犬に話しかける行為は、人間にもリラックス効果をもたらします。犬に話しかけることには、多くのメリットがあるのです。
まとめ
今回は、犬が人間から話しかけられたときの心理についてご紹介しました。
飼い主からたくさん話しかけられている犬は幸福度が高く、寿命も長くなることが多いといわれています。
話しかける飼い主側にも良い効果がありますので、愛犬には積極的に話しかけるようにしましょう。