犬が『ごめんなさい…』と飼い主に伝えているサイン5選
犬に人間と同じ『反省』という概念はないと言われています。しかし、悪いことをしたときに飼い主に叱られれば「悪いことをしたから飼い主が怒っている」ということは理解できます。
そんなとき、犬は怒られていることを理解して「ごめんなさい」という仕草を見せます。ここでは、そのボディランゲージを紹介します。
1.背中を丸めて上目遣いする
犬が「悪いことをしたから怒られているんだ」と理解しているとき、背中を丸めて上目遣いするように飼い主を見上げます。
これは「飼い主さん、まだ怒っているかな」「怖いな…もう怒らないでほしいな」という気持ちも含まれています。あまり長々と説教をしても怖がらせるだけなので、「ダメ」とはっきりと悪いことを伝えて理解した様子を見せたら、早めに切り上げましょう。
2.仰向けになりお腹を見せる
叱っている最中、なぜか目の前でゴロンと仰向けに寝転がり、飼い主にお腹を見せてくることはありませんか。「可愛いアピールで許してもらおうとしている！」と思ってしまう人もいるかもしれません。
しかしこれは、犬にとっての「降参」のポーズです。「もうわかりました。怒らないでください」と伝えているときに見せます。
3.視線を合わせないよう顔を背ける
犬が「ごめんなさい…」と気まずさを覚えているときは、飼い主の怖い表情を見ようとせず顔を背けるような様子を見せることが多いです。
また、この行動には「あなたに対して敵意はありません」「抵抗しませんから、これ以上は怒らないでください」という気持ちを含まれていると考えられます。
4.カーテンや家具に隠れる
犬が「悪いことをしたから怒られる」と理解しているときは、これ以上怒られないようにとカーテンや家具の後ろに隠れる行動をとることも。小さな子どもみたいな行動ですよね。
中には飼い主に気づかれる前に「またやってしまった…怒られるかもしれないから隠れておこう」とカーテンや家具の後ろに隠れたり、飼い主から距離を取るような行動を見せる犬もいます。
5.飼い主の手や口を舐める
飼い主に叱られている最中、あるいは叱られた後に飼い主が怒っている様子を見せているときに、なぜか手や口を舐めてくる犬もいるでしょう。
これも犬なりの「仲直りしましょう」「もう怒らないでください」という意思表示です。相手を落ち着かせようとするときに見せる行動の1つで、「悪いことをしてごめんなさい」という心理と似た意味を持ちます。
犬の「ごめんなさい」に飼い主がどのように対応すべき？
今回紹介したような「ごめんなさい」サインを愛犬が見せたとき、飼い主としてすぐに許すべきかしばらく説教を続けるべきか悩む人も多いでしょう。
しかし結論から言うと、悪いことをしたと理解しているならば叱ることをやめてあげましょう。長々と説教をしたところでより反省するわけでもありませんし、怖がらせてしまい信頼関係にヒビが入ってしまう恐れがあります。
叱ることはやめて10分ほど別の部屋で過ごしたり、かまったりせずに反省する時間を作ると良いでしょう。その後はいつも通りスキンシップを取ったり一緒に遊んだりして、たっぷり愛情を注いであげてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。犬は悪いことをして叱られていると理解すると、今回紹介したような行動を見せます。「ごめんなさい」サインが見られたときは、飼い主として長々と説教を続けるのではなく、適切な対応で反省を促し、愛情を注いであげましょう。
