家族想いな犬がする行動
犬は人間にとても親近感を持って信頼してくれる動物です。とくに、家族に対しての愛情は深く、愛犬が家族想いな行動をしたというエピソードは、どのご家庭でも山ほどあるのではないでしょうか。
そこで今回は、家族想いな犬がする行動について解説します。
1.子守りをする
家族想いな犬は、子守りをすることがあります。
赤ちゃんが眠るベッドの横に自分も寝転がり、赤ちゃんが泣けば吠えて知らせます。ママを呼びに行くこともあります。泣いている赤ちゃんの顔を舐めて慰める仕草も見せます。
幼い子供がおもちゃ遊びをしているとき、隣に座って見守ったり、一緒に遊んだりすることもあります。女の子のおままごとに付き合ってくれる犬の動画もよくSNSで話題になっていますね。
子守りは、赤ちゃんや幼い子供のためだけではなく、家事をしなければならないママ想いな行動でもあるのではないでしょうか。
子守りをしない犬もいますが、家族想いではないということではなく、子守りは自分の役割ではないと感じているからなのではないでしょうか。
2.ひとりひとりのお見送りとお出迎えをする
家族想いな犬は、家族ひとりひとりのお見送りとお出迎えをすることがあります。
出かけるときは玄関で「いってらっしゃい」とお見送りをし、帰宅するときは玄関で「おかえりなさい」と大喜びでお出迎えをします。家族みんなにとって嬉しい幸せな瞬間ですよね。
「俺の出迎えをするのは犬だけだ」と不満を漏らすお父さんもいらっしゃるようですが、家族だからこそ気恥ずかしい感情ってありますよね。
犬は素直で恥ずかしがることもないので、感情豊かに表現してくれる存在だと思います。
お見送りやお出迎えをしない犬もいますが、家族想いではないということではなく、興奮しづらい性格なのではないでしょうか。
耳やしっぽや表情など、「いってらっしゃい」や「おかえりなさい」の気持ちが体のどこかに表れていることがありますので、見逃さないことが大事です。
3.すぐにおもちゃを譲ってくれる
家族想いな犬は、同居する他の犬にすぐにおもちゃを譲ってくれることがあります。
成犬が子犬のおもちゃを奪い取られたとしても、怒ることはありませんし、奪い返すこともありません。
「先に使ってもいいよ」「たくさん遊んだから満足しているよ」「次は君が遊ぶ番だよ」という気持ちなのではないでしょうか。
おもちゃを引っ張り合って遊ぶときも、引っ張る力を加減したり、わざと負けてあげたり、同居する他の犬への配慮がうかがえます。
犬が家族想いな行動をするのは、人に対してだけではなく、犬に対しても同じなのです。
「これは私のおもちゃだぞ!」と怒ったり、奪い返したり、おもちゃを共有することを嫌がる犬もいますが、家族想いではないということではなく、独占欲の強い性格なのではないかと思います。
愛犬と強い信頼関係を築くために飼い主ができること
愛犬が家族のための行動をしてくれるのは、もちろん強い信頼関係があるからこそ。では、その強い信頼関係を愛犬との間に築くためには何ができるのでしょうか。
スキンシップをする
「飼い主なら体のどこを触ってもOK!」という信頼関係を築くためには、スキンシップをすることが大事です。
その信頼は、トリミングサロンや動物病院でも活かされます。人の手は怖くない、人の手は優しい、人の手は安心、ということを飼い主とのスキンシップから学ぶのです。
小さなことも褒める
「褒められて伸びる、褒められて成長する」などという言葉がありますが、犬はまさにその通りです。
しつけをするときはもちろん、日々の暮らしの中の小さな成功体験も褒めてあげることで、信頼関係が固まっていくと思います。
成犬になると、トイレができて当たり前に感じられるかもしれませんが、「おしっこ上手にできたね」「うんち出てスッキリして嬉しいね」と、常に声をかけてあげられることが大事です。
「ごはん全部食べてえらいね」でも良いですし、私はよく「お水飲んで来たの?えらいね」と声をかけます。そのためか、最近では「お水飲んで来ました♪」と報告に来る姿が可愛いです。
まとめ
家族想いな犬がする行動を3つ解説しました。
- 子守りをする
- ひとりひとりのお見送りとお出迎えをする
- すぐにおもちゃを譲ってくれる
家族それぞれに態度や行動を変えることもありますが、家族ひとりひとりのことをよく観察し、理解しているからこそです。みんな愛犬から愛されています。