️大型犬
1.体が大きければ運動量も多い
まず第一として、わんこの必要運動量は体の大きさに比例します。そのため特に大型犬では多くの運動が必要です。
代表的なものとして下記のような犬種が挙げられます。
- シベリアンハスキー
- ダルメシアン
- ボーダーコリー
- ジャーマンシェパードドッグ
- 秋田犬
大型犬の場合、1日に1時間程度の散歩が2回は必要でしょう。とはいえ大型犬との散歩は飼い主さんの体力勝負となる側面も大いにあります。大型犬はリードを引っ張る力も強く、コントロールするのが容易ではないからです。
万が一、力負けしてリードを放してしまったりすると、わんこが事故に巻き込まれる危険が高いのはもちろんのこと、その体の大きさから周囲に大きな脅威を与えることになってしまいます。
大型犬と暮らす場合にはリーダーウォークなどのしつけを重点的に行うこと、また自身の体力や腕力と相談してから迎えることがとても大切です。
2.運動の方法には注意が必要
また、いくら運動量が必要と言っても、ただやみくもに運動させればいいというわけではないという点にも注意が必要です。
大型犬は体が大きく重いゆえに、運動することで足腰に大きな負担がかかってしまいます。運動が大事だからと言って長時間走らせたりすると、関節を痛める原因になってしまいます。
また、わんこの運動の場といえばドッグランですが、大型犬の場合には入場が制限されることもあるため、それぞれの施設の注意書きをしっかり確認して利用する必要があります。
️狩猟犬・牧羊犬
では、体が小さければ運動量が少なくていいのかといえば、そうではありません。小型犬・中型犬であっても、大型犬並みの運動量を必要とするアクティブな犬種はいます。
特にもともと狩猟犬や牧羊犬として活躍するために品種改良されてきた犬種ではその傾向が強く見られます。具体的には下記のような犬種です。
- ジャックラッセルテリア
- ミニチュアピンシャー
- ミニチュアシュナウザー
- イタリアングレーハウンド
これらの犬種も大型犬と同様、1回1時間程度の散歩を1日に2回は行いたいところです。
遊びやドッグランも上手に活用して
小型犬の場合には、散歩以外に室内の遊びでも運動量を確保できるメリットがあります。特に狩猟犬由来の犬種であれば、何かを追いかけることで本能を強く刺激されますから、トッテコイ遊びなどもとても有効です。
また、ドッグランや囲いのある庭で自由に走らせてあげることも運動量の確保に役立ちます。
️要注意!運動量が足りないとどうなる?
では運動量が足りないと、わんこにどんな影響が出てくるのでしょうか。
1.肥満になる
運動量が足りないのにカロリーを摂取していると、肥満になるのは人間もわんこも同じです。わんこの場合、体重が増えて体が重くなると運動がおっくうになり、さらに肥満になってしまうという負のループにも陥りがちです。
そして肥満はさまざまな病気の原因にもなり、良いことはありません。
2.問題行動が増える
わんこにとって運動量が足りないということは、私たちが想像する以上に大きなストレスです。運動量が足りない状態が続きストレスが溜まると、そのストレスを発散するために無駄吠えや、破壊行動といった問題行動が起きやすくなります。
また食欲不振や嘔吐・下痢といった身体症状が現れる場合もあります。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこと一緒に暮らすための覚悟として、毎日のお散歩にしっかり付き合えるかどうかは大きなポイントです。無理だと思うのなら、わんことの暮らしを再検討した方が良いかもしれません。
ですがしっかりわんことのお散歩がこなせれば、飼い主さんも健康になれるのはもちろんのこと、「こんなところにこんな道があったんだ」「こんなお店があったんだ」という発見があったり、犬友だちと知り合えたり、飼い主さんの世界も大きく広がりますよ。