犬が亡くなる可能性もある『留守番の仕方』5選 絶対にしてはいけないNG行為と安全な環境の作り方

犬が亡くなる可能性もある『留守番の仕方』5選 絶対にしてはいけないNG行為と安全な環境の作り方

犬を留守番させるときは安全な環境を整えてあげることが重要です。危険な環境で留守番させてしまうと犬が亡くなる危険もあります。この記事では危険な『留守番の仕方』を紹介するので、留守番のさせ方をあらためて見直してみましょう。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬が亡くなる可能性もある『留守番の仕方』5選

薪ストーブの前で眠る2匹の犬

犬を留守番させる際は、安全に留守番できるような環境を整えてあげるべきです。もしも危険な状態で留守番させてしまうと、最悪の場合には亡くなることもあります。犬が亡くなる可能性もある『留守番の仕方』を紹介するので、当てはまる環境は今日から改善しましょう。

1.口に入る小さな玩具や部品を放置する

犬の口にすっぽりと入ってしまうような小さなおもちゃや部品などを、手の届く場所に放置したまま留守番させてしまうのは大変危険です。

留守番中に好奇心から、舐めたり口に入れたりすることで誤飲してしまう恐れがあります。誤飲すると、喉や腸に詰まってしまい、最悪の場合には腸閉塞や窒息による死亡事故を招く危険性もあるので注意してください。

2.電気コード類を見える場所に置いておく

電気コードを手に持つ犬

充電コードや家具の電気コードなど、コード類を犬の見える場所に隠すことなく放置していると、好奇心や興味からかじったり舐めたりする危険性があります。

かじったり舐めたりすると、場合によっては導線が剥き出しになり感電してしまう恐れもあるでしょう。感電により火傷につながるリスクが非常に高いですし、子犬や老犬の場合はショック死するケースも報告されています。

3.置き型暖房器具を対策せずにつけっぱなし

電気ストーブや石油ストーブなど置き型の暖房器具を使っているご家庭では、柵を設けるなどの対策をせず、つけっぱなしのまま留守番させることはやめてください。

「寒さを凌ごう」と必要以上に近づいてしまい、火傷や熱中症を引き起こす危険性があります。また、不用意に近づき過ぎてストーブやヒーターを倒してしまい、火事を引き起こすリスクもあるので気をつけましょう。

4.室内の温度管理が適切でない

扇風機にあたる犬

室内の温度管理が適切でないと犬にとって大きな負担になります。最悪の場合、熱中症などの症状によって亡くなってしまう危険性もあるのです。

また、暑さの厳しい時期でなくても愛犬が休んでいるケージに直射日光が当たっていると、体温調整がうまくできずに体調不良を招くリスクが高まるので注意してください。

5.有害な観葉植物を飾っておく

観葉植物をお部屋に置いているご家庭では、観葉植物が犬にとって有害でないか確認してください。

  • ポトス
  • アイビー
  • ドラセナ
  • アロエ
  • ポインセチア
  • サボテン

これらの観葉植物は犬にとって毒性があったり、棘によって怪我をしてしまう危険性があります。留守番中は特に危険性が増すので、犬が過ごす部屋には飾らないようにしましょう。

犬を安全に留守番させるために意識すべき環境作りのポイント

ヒーターの前に座る犬

犬を安全に留守番させるためには、以下のポイントを意識して環境を整えてあげましょう。

  • 水分は多めに用意しておく
  • 室温を犬が快適に過ごせる温度(20〜25℃)に調節する
  • 自分で体温調整できるようにブランケットなどを用意しておく
  • 誤飲の危険性のあるものは手の届かない場所に片付ける
  • 電気コード類は収納ボックスや手の届かない場所に片付ける
  • 置き型暖房器具は極力使わずにエアコンの暖房機能を活用
  • 犬にとって有毒な観葉植物は同じ部屋の中に飾らない

犬が快適に過ごせるように環境を整えてあげることで、怪我や体調不良などのトラブル回避だけでなく、余計な不安やストレスを軽減することにもつながります。

不安やストレスが緩和されると、問題行動(イタズラなど)も減るため、より留守番中のリスクを下げることができるでしょう。

まとめ

リビングで伏せる犬

いかがでしたか。犬を留守番させるとき、危険な環境下で留守番させてしまうと、最悪の場合、死に至る危険性もあります。今回紹介した絶対にしてはいけないNGな留守番の仕方は今すぐ改善し、安全に留守番できるよう配慮してあげましょう。

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