犬がお願ごとをしているサイン
愛犬のお願いごとは全て叶えてあげたいのが飼い主心ですよね。
犬は様々な仕草や行動、表情や鳴き声などを使って、飼い主にお願いことをしています。特殊な方法でサインを送る犬もいるのではないでしょうか。
なぜ愛犬は飼い主に頼みごとをするのか、どのようなシチュエーションでサインを送ることがあるのか、犬の気持ちになって解説してみたいと思います。
1.ボールを持って来る
犬がボールを持って来るのは、お願ごとをしているサインです。
「これ投げて!」と言っているのです。ボール遊びと言うと、飼い主が投げ、犬が追いかけ、口にくわえて持って来て…を繰り返すのが定番ですよね。
犬がひとりではできない遊び方なので、ボールを投げてもらえるよう、飼い主にお願いごとをするのです。
2.調理中の飼い主を見守る
犬が調理中の飼い主を見守るのは、お願ごとをしているサインです。
「食べ物ちょうだい?」と言っているのです。以前にも、上から落ちてきた食材を拾い食いしたり、飼い主から与えられたりしたことがあるのでしょう。
犬にとっては成功体験となり、また食べることができるのではないかと思い、お願いごとをするのです。
基本的には、キッチンは愛犬を立ち入り禁止にするべき場所です。火や熱を使いますし、刃物など危険な調理器具もあります。犬が食べてはいけないものもあります。
ペットゲートを設置するなどし、対策するようにしましょう。
3.仰向けに寝転がる
犬が仰向けに寝転がるのは、お願ごとをしているサインです。
「お腹を撫でて♡」と甘えているのです。余程の信頼関係がなければ、急所であるお腹を見せることはありませんし、撫でさせることもしません。
お腹を撫でてとお願いごとをするのは、安心と信頼の証なのです。
一方では、たとえ飼い主であっても、お腹に触れることを許さず、唸ったり咬みつくふりをしたりする犬もいます。
4.飼い主を玄関に誘導する
犬が飼い主を玄関に誘導するのは、お願ごとをしているサインです。
「お散歩に行こう!」「お庭に出して?」と言っているのです。お散歩の時間やお庭に出してもらえるタイミングになると、飼い主の様子や行動などから察知することができるのでしょう。
時間やタイミングではないとき、飼い主を上手く誘導できなかったとき、お願いごとを断られてしまったときは、ハーネスやリードを口にくわえて持って来てまでお願いことをする器用な犬もいますよね。
5.ジッと目を見ながらクンクン鳴く
犬がジッと目を見ながらクンクン鳴くのは、お願ごとをしているサインです。
注目してほしくて、構ってほしくて、甘えているのです。しばらく放っておかれたことで、不安になったり、寂しくなったりしたのでしょう。
飼い主が他の何かに夢中になっていると、嫉妬心からクンクン鳴いてしまうこともあります。
まとめ
犬がお願ごとをしているサインを5つ解説しました。
- ボールを持って来る
- 調理中の飼い主を見守る
- 仰向けに寝転がる
- 飼い主を玄関に誘導する
- ジッと目を見ながらクンクン鳴く
愛犬のお願いごとは、全てに応じていい…というわけではありません。とくに食べ物のおねだりは、食べすぎや肥満の原因にならないよう注意しなければなりません。
絶対に応えてはいけないお願いごとは、人間の食べ物を与えるということです。ブロッコリーや鶏肉を茹でて与えたり、リンゴやキュウリを与えたり、味つけをしていない食材を与えると満足させてあげられると思います。
おやつ、お散歩、遊びなども時間やタイミングを決めておき、メリハリをつけた方が犬にとってもストレスにならないでしょう。