犬が『寂しかったよ』と言っているときの仕草や行動5つ
留守番や忙しい飼い主にかまってもらえない時間が続くと、犬は寂しさを感じてしまいます。「会いたいな」「かまってほしいな」「心細いな」など、さまざまな気持ちでストレスに感じてしまうこともあるでしょう。
ここでは、犬が「寂しかったよ」と言っているときに見せる仕草や行動を紹介します。
1.飼い主の後を追いかける
犬は寂しさを感じると飼い主にかまってもらいたい、飼い主と一緒にいたいという気持ちから、飼い主の後を追いかけるような行動を繰り返します。
どこに行くにも飼い主の後ろをついてまわるようであれば、「寂しかったよ」「そろそろかまって」の合図かもしれません。
2.飼い主に飛びつく
留守番をしていて長時間飼い主に会えていない場合、寂しさが募っている犬も多いでしょう。そんなタイミングで大好きな飼い主が帰宅すると、喜びのあまり飛びついてしまう犬もいます。
「寂しかったよ」「会いたかったよ」「帰ってきてくれてありがとう」など、さまざまな喜びを体全体で表現する子は多くいます。他にも飼い主の顔を舐めようと必死に近寄っていく犬も多いです。
3.体や頭を飼い主に擦り付ける
犬が「寂しかったよ」と伝えているとき、自分の体や頭を飼い主に擦り付けるような仕草を見せることがあります。
これは「飼い主にくっついていたい」という寂しさを埋めようとする思いや、「自分の匂いをつけることで安心したい」「飼い主の匂いを自分の体につけたい」という独占欲にも似た思いが混ざっています。
「とにかく寂しかったの！」という気持ちを全身で表現している行動なので、落ち着いてからたくさんかまってあげましょう。
4.不貞腐れたように無視する
犬によっては、寂しさのあまり「どうして早く帰ってきてくれないの」「どうしてかまってくれないの」と不満を抱き、飼い主の声かけなどを無視する犬もいます。
中には飼い主の気を引こうと隠れてみたり、飼い主から離れた場所でじっと見つめてくる犬も…。機嫌が直ってから再び声をかけてみましょう。
5.「クーン」と甘えたような高い声を出す
「寂しいな」「寂しかったよ」と寂しさを飼い主に伝えるとき、犬は「クーン」と少し高めの甘えたような声を出すことが多いです。
中には吠えることで「寂しかったよ！なんで置いていくの！」と伝える犬もいますが、こちらは無駄吠えにつながってしまうため、あまり反応しないようにしましょう。
犬に安心して留守番してもらうために日頃からすべきこと
留守番に寂しさを感じてしまうのは、犬の特質上、ごく自然な心理といえます。そのため、留守番の際に完全に寂しさをなくしてあげることは難しいですが、安心して留守番させてあげることは可能です。
まずは、愛犬が安心して留守番できる快適な環境を整えてあげましょう。室内を適温に保ったり、安心できるよう飼い主の匂いがついたブランケットを用意してあげたり、暇つぶしできる知育おもちゃを用意してあげたり…。
他にも、普段飼い主と一緒に過ごしている環境を再現する（テレビをつけっぱなしにするなど）ことで、安心できる犬も多いです。
また日頃から適度な距離感を保ちつつ、しっかり愛情を込めたコミュニケーションをとり、信頼関係を築いておくことも重要です。信頼関係を正しく築くことで犬は「飼い主は必ず帰ってくる」という確信を持ち、安心して留守番できるようになります。
まとめ
いかがでしたか。犬は「寂しかったよ」と言っているとき、今回紹介したようなサインを見せてきます。大袈裟に反応しすぎると大事だと実感させてしまうため、落ち着いた態度で接してあげてください。
