犬も退屈することがあるの?
犬は感情豊かで喜怒哀楽がかなりハッキリしている動物なので、「面白くない」「つまらない」と感じて退屈することがあります。
例えば、散歩の途中で飼い主さんが近所の人とのお喋りに夢中になってしまい、待ちぼうけをくらっている時には「面白くないな~早く散歩に行きたい…」と犬は思うでしょうし、飼い主がスマホに夢中で構ってくれない時には「暇だな~」と退屈してしまうことでしょう。
そしてそのように「面白くない」と感じた時に、犬は言葉を話せない代わりにサインを見せているようです。
犬が「面白くない」る時に見せるサイン
では、犬は退屈で「面白くない」と感じている時にはどのような仕草や行動をするのでしょうか?
ここからは、犬が「面白くない」時に見せるサインをご紹介しますので、愛犬に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
1.不満気な表情になる
犬は顔の筋肉が発達しているため、動物の中でも感情が表情にあらわれやすいと言われています。
たとえば、嬉しい時には口角が上がり笑顔を見せてくれますし、怒っている時には目が吊り上がって怖い顔になってしまいます。
そんな犬が「面白くない」「暇だ」と感じた時には、ムスっとして不満気な表情になったり、無表情になったりすることが多いです。
なかには、眉間に皺を寄せる、白目を多く見せるなどの表情を見せる犬もいるでしょう。
2.溜息をつく
犬が「ハァ…」「フ~」と溜息をついているのも、「面白くない」と感じているサインです。
「犬も溜息をつくの!?」と驚いてしまうかもしれませんが、犬はリラックスしている時や疲れている時などにも溜息をつくことがあります。
犬の溜息にはさまざまな意味がありますが、愛犬がひとりで寂しそうに溜息をついている時は、退屈によるストレスを息を吐くことで軽減しようとしている可能性が高いです。
3.前足を舐め始める
犬は「面白くない」と感じると、自分の前足を舐めることもあります。
この行為は、「単なる暇つぶし」として目の前にある自分の足を舐めている場合が多いです。
しかし、手が炎症を起こすほどしつこく舐め続けている場合は、ストレスによる「常同行動」の可能性があるので注意しましょう。
4.あくびをする
犬の「あくび」も退屈のサインです。
愛犬があくびをしていると「眠いのかな」と考えてしまいそうですが、犬のあくびはストレスから気を紛らわせて自らを落ち着かせる効果があります。
愛犬が特に眠そうにしている訳でもないのにあくびをしている時は、退屈している可能性が高いでしょう。
5.イタズラをする
犬は「面白くない」「暇だ」と感じると、イタズラをしてしまうことがあります。
噛んではいけない物を噛んだり、わざと粗相をしたり。イタズラをすることで、飼い主の気を引こうとしているのです。
愛犬が普段はしないようなイタズラをしていたら、飼い主とのコミュニケーション不足が原因になっている可能性が高いでしょう。
犬を退屈させないための対策
愛犬に「つまらない」と感じさせないようにするためには、以下のことを意識しましょう。
- 散歩にしっかり行く
- オモチャで一緒に遊ぶ
- コミュニケーションを取る
- 留守番中に遊べるオモチャを利用する
- あまり長時間の留守番をさせない
犬はエネルギーの発散不足や長時間の留守番、飼い主とのコミュニケーション不足で退屈を感じやすいので、しっかり対策を取るようにしてください。
エネルギーを発散させ、触れ合う時間を取れば犬は満足し、退屈を感じることなく疲れて寝てくれるはずです。
まとめ
今回は、犬が「面白くない」る時に見せるサインについて解説しました。
犬は「面白くない」「つまらない」という感情が長期間続くと、問題行動や体調不良を招いてしまいます。
もちろん愛犬を24時間ずっと楽しい気持ちにさせることは不可能ですが、できるだけ退屈しないようにエネルギーを発散させて、触れ合う時間をしっかり取るようにしましょう。
もし愛犬が、今回解説したような「面白くない」時に見せるサインが出ていたら、一緒に遊ぶなどして気分を変えてあげてくださいね。