犬のケージを掃除する頻度
犬のケージは『毎日』掃除するのが基本です。
ケージの中には、愛犬の抜け毛やフケが落ちています。室内に舞っていたホコリが落ちてきます。ケージの中にトイレを置いている場合、目に見えないおしっこやうんちが付いています。
『塵も積もれば山となる』という言葉の通り、1週間も掃除をしないでいると、抜け毛とフケとホコリが一塊になってしまいます。その塊に湿気(水分)が加われば、頑固なこびりつき汚れになってしまいます。
1カ月も掃除をしないでいたらどうなるでしょう。不衛生なだけではなく、異臭の発生原因にもなることがあります。頑固なこびりつき汚れをいざ掃除しようと思ってもなかなか落ちません。掃除をした後も嫌なニオイが残ったり、シミや着色汚れとして残ったりすることがあります。
(毎日掃除するのは面倒だな…)と思っていたことが、もっと面倒になります。犬のケージは毎日掃除するのが基本です。
愛犬の健康のためにも、愛犬が快適な暮らしを送るためにも、毎日ケージの掃除をすることを意識してみましょう。
頻度別犬のケージの掃除方法
「犬のケージは『毎日』掃除するのが基本」と冒頭で書きましたが、ケージ全てを毎日しなくてはいけないわけではありません。人間社会でも、毎日の掃除と年末の大掃除では違いますよね。
そこでここからは、犬のケージの掃除方法を、「毎日」「週一回」「月一回」とその「頻度」にわけてそれぞれ解説します。こちらはあくまでも参考ですので、ぜひご自宅の環境に合わせて内容や頻度も調整してくださいね。
毎日のケージの掃除方法
- ケージの中のものを全て取り出す
- ケージの中に掃除機をかける
- ペット用の除菌消臭剤で拭き掃除をする
- ベッドやブランケットの抜け毛をコロコロで取る
ケージの底板やフェンス部分は、ペット用の除菌消臭スプレーで拭き掃除をしましょう。毎日のことなので、念入りではなくても大丈夫です。目立つ汚れがなければサッと拭き取る程度でも大丈夫です。
人間用の除菌アルコールスプレーや除菌アルコールウェットティッシュなどで拭き掃除をする場合は、愛犬に他の部屋で待機してもらいましょう。犬が吸い込んでしまうことへの安全性が確かではないからです。
ベッドやブランケットは抜け毛を取り除いた後、湿気を取り除くために風通しの良い場所で陰干しをしましょう。日干しでも構いません。
週1回のケージの掃除方法
- ケージの底板やフェンス部分を念入りに拭き掃除する
- ベッドに掃除機をかける
- ブランケットを洗濯する
洗濯することができないベッドは、布団クリーナーを使ってお手入れするのが理想です。抜け毛・フケ・ホコリ・ダニの死骸などを吸い取ることができます。
布団クリーナーをお持ちでない場合は、ベッドに掃除機をかけた後、日干しをするとよいと思います。布団クリーナーの購入も検討されてみてください。
月1回のケージの掃除方法
- ケージの底板やフェンス部分を水洗いする
月1回は、ケージの底板やフェンス部分を水洗いしましょう。中性洗剤とスポンジを使い、優しく擦り洗いをすると良いと思います。
外に干して乾かすことができるよう、よく晴れたお天気の良い日に掃除するのがおすすめです。ベランダやデッキに置いておくだけでも乾くでしょう。
ケージの中が臭っている時にすべき掃除方法
ケージの中が臭ってしまう主な原因は、以下の通りです。
- おしっこやうんちが付いている
- ベッドやブランケットに染みついた愛犬の体臭
- 抜け毛とフケとホコリと水分が混じり合った塊が落ちている
ケージの底板には、PVCやABSといった合成樹脂が素材として使われているものが多く、プラスチックの一種です。掃除を怠っていると、ニオイが染みついてしまいやすい素材です。
ペット用の除菌消臭剤で拭き掃除をすることで軽減される場合があります。ニオイが染みついてしまわないためには、ペット用の除菌消臭剤を使った毎日の拭き掃除が理想です。
ベッドやブランケットも臭ってしまう原因のひとつです。洗濯をする場合には、ペット用の洗濯洗剤を使うことで、ニオイが落ちやすくなります。洗濯後も臭っている場合には、新しいベッドやブランケットに買い替えるタイミングでしょう。
まとめ
犬のケージを掃除する頻度は『毎日』が望ましいです。愛犬の衛生のためです。健康を保ち、感染症や病気にかからないようにするためにも大切な心掛けです。
毎日の掃除は簡単に。そして、週1の掃除、月1の掃除も加えて行ってみてくださいね。