飼い主が他の人と話していると間に割り込む犬たち
飼い主が他の人と話していると、なぜかその間に割り込むように入ってくる犬は意外と多くいます。「もしかして嫉妬しているの?」と思ってしまうこの行動には、どのような理由が隠れているのでしょうか。
この可愛らしい行動に隠れている犬たちの気持ちを理解することで、より愛おしく感じたり、実は頼もしい行動に嬉しさを感じる飼い主さんもいるはずです。
なぜ?犬が『人の間に割り込む』5つの心理
犬が人の間に割り込む行動は特別珍しい行動ではありません。この行動に隠された犬たちの心理を見ていきましょう。
1.自分も混ぜてほしい
犬は元々集団で行動していた動物です。そのため、飼い主が他の人と話している様子を見て「僕も混ぜて」「何の話をしているの?」と気になり、間に入っていることが多いです。
この場合は無理やり間に入るというよりは、空いているスペースを見つけみんなが会話している中に入ることで、自分も加わるという姿勢が見えます。
2.自分がいることを忘れないでほしい
楽しそうに会話している飼い主と近くにいる人たちを見て、なんだか自分だけ仲間に入れていないような疎外感を覚え、「自分もいるよ」と存在をアピールしている犬もいます。
私たち人間も「多くの人と過ごしている時に感じたことがある」と心当たりのある方はいるでしょう。犬は社会性の高い動物なので、周囲の状況を見て同じような感覚に陥る事があるのです。
3.間に入ることで飼い主を守ろうとしている
飼い主が会話している相手が、犬にとってまだ信頼性に欠けている相手である場合、間に入ることで「何かあった時は飼い主を守らなくては」という使命感を持っていることも多いようです。
強い敵意を持って行動しているわけではなく、「念のため、用心しておこう」という感覚でしょう。威嚇行動をとってしまう場合は飼い主が威嚇行動を止めたり、一旦別の場所へと移動させて落ち着かせましょう。
4.飼い主には自分のことを見てほしい
愛犬が間に割り込んできた時、「嫉妬しているのかな」と感じる人は多いでしょう。実際に相手と仲良さそうに話している飼い主を見て、「僕のことを見て!」「私のことを見て!」とアピールするために間に割り込む犬もいます。
この場合は、割と強引にグイッと相手を退かすような態度で割り込んできます。あまりにも嫉妬心が強い場合は、依存度が高まっている可能性も疑われるので、日頃の接し方を見直してみましょう。
5.喧嘩の仲裁に入っている
家族喧嘩や夫婦喧嘩など、喧嘩している最中に割って入ってくる場合は、「とりあえず落ち着いて」「喧嘩はやめて」と仲裁に入ることもあります。
しかし、中には表情や声のトーンなどから勘違いし、喧嘩していると思い仲裁に入ってしまう犬もいるようです。愛犬がどこか不安そうな様子で仲裁に入っている時は、笑顔を見せて安心させてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が人の間に割り込む時は、自分も仲間に混ざりたい、自分がいることを忘れないでほしいという心理が働いている事が多いです。ぜひ愛犬も仲間に入れて一緒に時間を楽しみましょう。