犬が過剰に興奮してしまう「飼い主のNG行為」
犬は「嬉しいとき」と「警戒しているとき」に興奮しやすく、自分自身でコントロールすることができなくなることがあります。過剰に興奮してしまった犬をコントロールすることは、飼い主でも難しくなることがあります。
嬉しくて過剰に興奮した犬は、ピョンピョン飛び跳ねて喜ぶことがあります。おやつやごはんをもらえると分かったとき、飼い主が帰宅したときなどです。しかしこの行為によって犬が関節を痛めやすく、脱臼や骨折の原因にもなってしまうことがあります。
さらに警戒して過剰に興奮した犬は、攻撃的になることがあります。対象の他人や他犬にケガをさせてしまったり、止めに入った飼い主の手を思わず咬んでしまったりすることがあります。
飼い主のNG行為が愛犬を過剰に興奮させてしまう原因なのであれば、今すぐやめなければなりません。無意識の行為が愛犬を過剰に興奮させてしまっているかも…ということも考えてみましょう。
1.大きな声を出すこと
愛犬が興奮しているとき、大きな声を出すことで、過剰に興奮させてしまうことがあります。
愛犬が警戒する気持ちから興奮して吠えるとき、「ダメ!」「うるさい!」と、つい大きな声を出していませんか?
帰宅したとき、愛犬が嬉しい気持ちから興奮しているとき、飼い主も一緒になって興奮したように大袈裟な対応をしていませんか?
愛犬が興奮しているときこそ、飼い主は冷静であるべきです。
2.大きな物音を立てること
愛犬が興奮しているとき、大きな物音を立てることで、過剰に興奮させてしまうことがあります。
手を叩く、床を叩く、物を落とすなど、大きな物音を立てることで犬がおとなしくなることがあります。興奮も治まったように感じられるのではないでしょうか。
しかし、愛犬が興奮する度に大きな物音を立てていると、その音がさらに犬を興奮させてしまうことがあります。興奮と驚きによってパニックを起こす犬もいるかもしれません。
3.いつまでも遊び続けること
おもちゃで遊んでいるとき、いつまでも遊びを続けることで、犬を過剰に興奮させてしまうことがあります。
遊んでいる最中に興奮した犬は、唸り声を上げたり、おもちゃを引っ張る力が強くなったり、おもちゃを放さないなどすることがあります。
愛犬にそのような態度が見られたら、すぐに遊びを中断させましょう。愛犬の興奮が落ち着くのを待って、遊びを再開させましょう。
愛犬が過剰に興奮して飼い主の手を噛むなどするときは、遊びはおしまいにしましょう。
犬を穏やかな気持ちにさせるコツ
愛犬が過剰に興奮してしまったら、その興奮をおさえ、穏やかな気持ちにさせる必要があります。
そこでここからは、そのコツについて解説します。愛犬に合った方法を見つけておくことで、いつどんな場面で愛犬が興奮しても、速やかにかつ冷静に対処できるようにしておきましょう。
優しく穏やかにゆっくりと話す
犬を穏やかな気持ちにさせるためには、飼い主が優しく穏やかにゆっくりと話すことが大事です。飼い主の優しく穏やかな声は、愛犬に安心感を与えます。
飼い主が興奮して話せば、愛犬も興奮してしまうことは、だいたい想像できますよね。
平常心を保つこと
犬を穏やかな気持ちにさせるためには、飼い主が平常心を保つことが大事です。
飼い主の不安な気持ち、心配する気持ち、焦る気持ちは、愛犬にも伝わります。いつも飼い主に注目している犬ほど、飼い主のマイナスな気持ちまで受け取ってしまうのです。
まとめ
犬が過剰に興奮してしまう飼い主のNG行為を3つ解説しました。
- 大きな声を出すこと
- 大きな物音を立てること
- いつまでも遊び続けること
犬は興奮しやすいものです。小さな刺激にも興奮してしまうことがあります。
全く興奮させないということは難しいかもしれませんが、過剰に興奮させないということは可能です。
もし愛犬が興奮したときは、「今以上に興奮させない」ということを意識して対応しましょう。