愛犬が寂しがっているサインを見逃さないで
あなたは愛犬とコミュニケーションを取る時間をどのくらい取っていますか?
犬は集団生活をする習性があるため、飼い主との触れ合いが不足すると寂しさを感じて大きなストレスを感じる動物です。寂しさからくるストレスは、体調不良や問題行動に繋がることもあります。
愛犬に寂しい思いをさせないためには、意識的にコミュニケーションを取る時間を作ったり、愛犬からの「構って欲しい」というサインを見逃さないことが大切です。
犬が「構ってくれませんか?」と飼い主に伝えているサイン
ここからは、犬が飼い主に「構って」と伝えているときに見せるサインをご紹介します。
愛犬に当てはまる行動があれば寂しがっている可能性が高いので、触れ合う時間を増やすようにしましょう。
1.前足でトントンしてくる
犬は何かを要求する時、人間が「ねぇねぇ」と誰かの肩を叩くような仕草で飼い主を「トントン」と前足で叩くことがあります。
「食べてる物をちょうだい」「オモチャを取って」など、その要求はさまざまですが、「構って欲しい」と催促している場合も。
そのため、飼い主は愛犬が何を求めているのか見極めるようにしましょう。
2.遠くからジッと見つめてくる
愛犬が少し離れた場所からあなたをジッと見つめている。これも犬が「構ってくれませんか?」と思っている時にやりがちな行動です。
「構って欲しいけれど少し遠慮している」「飼い主の状況を観察している」犬がこのような気持ちの時にこの行動はよく見られるでしょう。
愛犬からの視線に気づいたら、呼び寄せて撫でてあげてください。
3.アゴを乗せて上目遣いしてくる
犬は寂しい時、飼い主の膝や腕にアゴを乗せて上目遣いをしてくることがあります。
可愛く「かまってよ〜」と視線を送れば、飼い主が言う事を聞いてくれると犬は知っているのです。
あざと過ぎるこの仕草には、忙しい飼い主もつい手を止めて愛犬の相手をしてしまうでしょう。
4.寄り添ってくる
離れた場所にいた愛犬が、急に寄り添ってきた経験はありませんか?この行動も、犬からの「撫でて構ってくれませんか?」というサイン。
飼い主にピタリと寄り添ってくる犬はとても寂しがっているはずなので、たくさん触れ合って安心させてあげましょう。
5.クンクン鳴く
犬は寂しい時に子犬のような声で「クンクン」と鳴いてアピールすることもあります。子犬が母犬に甘えるように、「寂しいよ」「構ってよ」と鳴くことで飼い主の気を引こうとしているのです。
聞いているだけで可哀想になる声を出されると、つい「どうしたの!?」と抱き上げたくなりますが、犬が鳴いている時に構うと「要求鳴き」が悪化することがあります。犬によってはエスカレートして吠えるようになることもあるかもしれません。
もし愛犬が要求鳴きをする場合は、鳴きやんでから構うようにしてください。そうすれば犬は「鳴いていても構って貰えない」「静かにしていれば遊んでもらえる」と学習するはずです。
まとめ
犬は飼い主に「構って欲しい」「寂しい」というサインを無視され続けるとストレスが溜まって問題行動を起こすようになったり、無気力で元気のない犬になってしまうことがあります。
愛犬の心を守るために、ぜひこの記事を参考に犬からの「構って」という訴えを見逃さないようにしましょう。