犬が「寝るのを我慢している時」に見せる仕草
そもそも犬が寝るのを我慢していることがあるのか、と疑問に思う方もいるかもしれません。
実は、眠気をこらえる愛犬の姿を目にしている飼い主さんは少なくありません。
「飼い主さんの帰りを待ちたい」「もっと遊びたい」というような健気な理由で、犬も寝るのを我慢していることがあるのです。
犬の睡眠時間は成犬で12時間以上、子犬は18時間と、犬は一日の大半を寝て過ごしています。つまり人間より多くの時間を寝て過ごすため、人間が起きている時間帯でも、犬としては寝たくないときでも、ついウトウトしてしまうことがあるのです。
そこで今回は、犬が「寝るのを我慢している時」に見せる仕草をご紹介します。もし、愛犬がこんな姿を見せたら、ゆっくりと寝かせてあげてくださいね。
1.何度もあくびをする
「ふぁ〜」と犬も人間と同様に、眠い時は大きなあくびをします。何度もあくびをくり返している時は、眠気と戦っているのかもしれません。
ただ、犬は眠い以外にも、ストレスや不安からあくびをすることがあります。
眠そうなのになぜか犬が寝ない時は、その理由を探ってみましょう。騒音や明るさを確認しても思い当たる点がない場合は、眠気以外の理由も考えてみてくださいね。
2.穴を掘る
寝る準備のために、穴を掘る仕草を見せる犬はとても多いですよね。でもなぜか、掘ってばかりで一向に寝ない時は、寝ないように体を動かしているのかもしれません。
飼い主さんと過ごす時間が楽しいばかりに、穴を掘ってばかりいる犬もいるようですよ。健気な姿に胸を打たれてしまいますね。
このような仕草が見られたら、犬が安心して眠れるように、ぜひテレビの音は静かにしてあげましょう。
3.口をむにゃむにゃさせる
犬が口をむにゃむにゃ動かす仕草も、眠気がきているサインです。この仕草は、母乳を飲んだ後に口をくちゃくちゃ動かす仕草の名残りだといわれています。
食事に満足した時にも見られますが、起きた状態で犬が口をむにゃむにゃさせていたら、寝るのを堪えているのかもしれません。
4.座った状態で踏ん張る
ひと目で犬が寝るのを我慢している、とわかるのが、座った状態で踏ん張っている時。まるで、考えごとでもしているかのような姿でおすわりをするのは、眠気と戦っている可能性が高いです。
飼い主さんが食事の準備をする最中、美味しそうなニオイがするから、じっとおすわりをして寝るのを我慢する犬もいるそうですよ。
5.船をこぐ
「コクリ…コクリ…」と船をこぐ姿を犬が見せるのは、明らかに眠い時。「眠いなら寝ればいいのに」と思うのに、なぜか愛犬が寝るのを我慢している姿を見ると、なんだか微笑ましくなりますよね。
犬からすると、大好きな飼い主さんと過ごす時間はとても大切なもの。一分一秒でも起きていたくなるほど、幸せなのでしょう。
年齢を重ねた犬も寝る時間が増えるので、船をこぐ仕草が見られることがあります。無理をさせないように、優しく眠りへと誘導してあげてくださいね。
6.目をこする
どうしても起きていたくて、必死に目をこする犬もいます。顔を洗う仕草ばかり見せる愛犬を見ると、クスッと笑ってしまうものですね。
ただ、あまり目をこすると傷めてしまうので、ぜひ愛犬を眠らせるために誘導してあげましょう。
もし、何度も目をこするようなら、ほかに原因がある可能性も疑ってみてください。
まとめ
今回は、犬が「寝るのを我慢している時」に見せる仕草について解説しました。
犬が寝るのを我慢している仕草は、見ているだけで幸せな気持ちになりますよね。愛犬が眠気を我慢したくなるほど楽しいことがあるのは、飼い主としても嬉しくなるものです。
もし愛犬に上記のような仕草が見られたら、そっと優しく寝かせてあげましょう。