犬が「イタズラをごまかしている時」に見せるサイン
イタズラをごまかそうとする仕草や行動に思わず(かわいい…♡)と許してしまいそうにもなりますが、愛犬のイタズラに悩む飼い主さんは意外と多くいらっしゃるのではないでしょうか。
イタズラは、飼い主にとっては迷惑行為でも、犬にとっては遊びのつもりであることがよくあります。また、良いこと、悪いこと、安全なこと、危険なことを学ぶための行為でもあり、遊びを通して生きるために大切なことを学んでいる最中なのです。
しかし犬にとって良くないイタズラは、イタズラをしている最中に叱ることが重要です。お留守番中のイタズラなど、事後を叱っても何を叱られているのか理解することができないためです。
そのため、飼い主として、愛犬がイタズラをしてしまったときに適切な対応ができるようにしておく必要があります。
そこで今回は、犬が「イタズラをごまかしている時」に見せるサインについて解説します。犬のわかりやすい行動や仕草を把握しておきましょう。
1.耳を後ろにペタリと倒して切ない表情をする
犬はイタズラをごまかしているとき、耳を後ろにペタリと倒し、切ない表情で飼い主をジッと見つめることがあります。
割れたコーヒーカップを目の前に、「違うんです。わざとじゃないんです。歩いていたらぶつかって割ってしまったんです…」とでも言っているかのようです。
お留守番中のイタズラであると、故意にやったことなのかどうか、判断が難しいものもありますよね。
「わざとではない」と言っていても、イタズラが頻繁に起こっているときは、ペットカメラで確認してみましょう。
2.ケージの中から出てこなくなる
犬がイタズラをごまかしているとき、ケージから出てこなくなることがあります。
「私はずっとケージの中にいたので、それは私がやったことではありません…」とでも言っているかのようです。
普段、ほとんどケージの中で過ごす姿を見たことがない場合、イタズラをごまかすために入ったということがすぐにバレてしまいますね。
イタズラがバレたとき、飼い主の機嫌が悪くなってしまうのではないか、飼い主に叱られるのではないかと思い、安全な場所だと認識しているケージの中に避難したのかもしれません。
3.飼い主が言葉を発する度に首をかしげる
犬がイタズラをごまかそうとしているとき、飼い主が言葉を発する度に首をかしげることがあります。
「何を言っているのかよく分かりません。」とでも言っているかのようです。
自分に向けられているということは分かるものの、何を言われているのか理解できないとき、聞き取ろう、読み取ろうとしているときに、犬は首をかしげると言われています。
本当に理解することができないのか、それともイタズラをごまかそうとしているのか、真相を探るのはなかなか難しそうですね。
4.突然の睡魔に襲われる
イタズラをごまかそうとしているとき、突然の睡魔に襲われることがあります。
飼い主に問いただされている最中、突然の睡魔に襲われ、立ったまま目を閉じたり、座ったまま目を閉じたりすることがあります。
「ちゃんと聞いてるの!?」と、思わず声を荒げてしまいそうな仕草や行動ですよね。
加えて、犬があくびをすることがあれば、イタズラをごまかそうと頑張ったけれど、バレてしまいそうで緊張し、その緊張とストレスを緩和させるためのあくびだと思われます。
まとめ
犬がイタズラをごまかしている時に見せるサインを4つ解説しました。
- 耳を後ろにペタリと倒して切ない表情をする
- ケージの中から出てこなくなる
- 飼い主が言葉を発する度に首をかしげる
- 突然の睡魔に襲われる
犬にもイタズラ盛りの時期はありますよね。我が家の愛犬のイタズラは、3歳で少し落ち着き、5歳ではほとんど見られなくなり、12歳の今はたまにティッシュで遊んでしまう程度です。
もし今愛犬がイタズラ盛りの時期で、叱ってもごまかされてしまったとしても、そのうちそんな時期が懐かしく感じられる時が来るのかもしれませんね。