小型犬の寿命を縮めている『6つのタブー』と改善方法
小型犬は、中型犬や大型犬に比べても長寿の傾向にあります。しかし体が小さい分、負担の受け方が大きいため、飼い主の飼い方や生活環境によっては寿命を縮めてしまう恐れもあるのです。
今回は、小型犬の寿命を縮めているタブー行為や、それぞれに合った改善方法を紹介します。小型犬を飼っている方は要チェックです。
1.運動量が適切でない
小型犬といえど、さまざまな犬種がいます。それぞれの犬種の適切な運動量に見合っていなければ、運動不足や肥満の原因になったり、反対に過度な運動をすることによって体力を消耗し過ぎてしまい、免疫力低下などにつながる恐れも。
愛犬に適した運動量を調べ、毎日の散歩はもちろん、室内で体を動かす遊びを取り入れるなど工夫しましょう。また、室内遊びをするときは、フローリングの上で転倒しないよう対策を講じることも大切です。
2.甘やかして食べ物を与え過ぎてしまう
小型犬の飼い主さんがやりがちなNG行為に、食べ物の与え過ぎがあります。つい可愛いからとたくさんドッグフードやおやつを与えてしまうと、小型犬はあっという間に肥満体型になってしまいます。
肥満はさまざまな病気を併発するため、寿命が縮まる大きな原因の1つです。おやつの与え過ぎには注意し、ドッグフードも計量カップなどで計って与えるようにしましょう。
3.犬にNGな飲食物を与えている
犬にとって有毒な成分が含まれている食べ物や飲み物は、絶対に与えないでください。特に体の小さな小型犬は有毒な成分の影響を受けやすく、最悪の場合には昏睡状態や命に危険が及ぶ可能性もあります。
- チョコレート
- ネギ類
- ブドウ
- キシリトール
- コーヒー
- アボカド
これらの食べ物や飲み物は、犬に与えてはいけないと指摘されています。他にも摂取量によっては症状が出る食品が多くあるので気をつけましょう。
4.高い場所から自力で飛び降りさせている
小型犬は他の犬種に比べて骨が細く、骨折や脱臼を起こしやすいです。そのため、段差やソファなどから飛び降りた際の着地時には、飼い主が思っている以上に足へ衝撃がかかっています。
骨折や脱臼によって体全体に負担がかかったり、運動ができないことにより肥満になりやすくなってしまうなど、さまざまなリスクが考えられます。
なるべく家の中でも高い場所から飛び降りさせることは控え、ソファやベッド横にはペットスロープ(ステップ)を設置するなど対策しましょう。
5.犬と暮らす家の中で喫煙する
タバコによる副流煙の影響を受けるのは、人間だけではありません。犬も副流煙の影響を受けて、ガンなどの病気を発症するリスクが高まります。
飼い主が喫煙者の場合、愛犬の近くでタバコを吸ってしまうと影響を直に受けてしまいます。その結果、寿命を縮める原因にもなるため愛犬の近くや家の中でタバコを吸うことは控え、別の場所で喫煙してから帰宅するようにしましょう。
また、タバコを吸った後は40分ほどタバコの煙が衣類や肌、髪に付着していると言われています。できる限り40分間は愛犬と接触しないようにすることをおすすめします。
6.病気や怪我をしても病院へ連れて行かない
体調不良を起こしているのに、自分の予定を優先して愛犬を病院に連れて行かない飼い主もいるようです。しかし、その間も病状や怪我の状態が悪化する危険があるので、少しでも異変を覚えたら動物病院へ連れて行くべきです。
「こんな症状でも病院に行っていいのかな?」と不安になる必要はありません。痛みや不快感はストレスにもつながるので、早めにかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか。小型犬は体が小さい分、衝撃や負担による影響を受けやすいです。飼い主が日頃から生活環境や接し方などに注意を払い、愛犬にとって暮らしやすい環境を整えてあげましょう。