犬も不機嫌になることがあるの?
犬といえば、「いつも楽しそうでニコニコしている」イメージを持つ方が多いかもしれませんが、実は犬も人間と同じように不機嫌になることがあります。
犬はとても感情豊かな動物で喜怒哀楽がハッキリしているので、
- お散歩に行けなかった
- おやつが貰えなかった
- 飼い主にかまってもらえない
- 嫌なことを無理やりされる
このような嫌なできごとがあると機嫌が悪くなってしまうのです。
機嫌が悪いときの犬は普段とは全く違う行動を取ることがあるため、接し方に注意しましょう。
犬の「機嫌が悪いサイン」とは
ここからは、犬の機嫌が悪いときに見せるサインをご紹介します。
愛犬に当てはまるものがあれば、もしかしたらご機嫌が悪いのかもしれません。どんなサインがあるのか、是非チェックしてみてください。
1.唸る
犬は機嫌が悪いときに「ウー」という低い唸り声を出すことがあります。
犬が唸るのは、「それ以上は許さないぞ」という気持ちを相手に示すサインです。飼い主さんにブラッシングや爪切りなど苦手なことをされたり、嫌いな人が近寄ってきたときなどによく見られます。
2.牙をむく
犬が鼻の頭に皺を寄せて「牙を見せる」のも不機嫌になっているサインです。
牙をむくのは「この牙で噛みつくぞ」という犬からの意思表示であり、近づくと噛まれることがあるので注意してください。
3.物に当たる
犬がオモチャやクッションなどに噛みついて振り回したり、カーペットを激しくホリホリしたりするのも、機嫌が悪いサインの場合があります。
これらの行動は遊びで行うことも多いですが、
- 普段よりも激しい
- 異常に興奮している
- 唸りながら行っている
犬の様子が上記に当てはまれば、不機嫌になっている可能性が高いでしょう。物に当たることで、犬は不機嫌な気持ちを発散させているのです。
4.部屋の中を走り回る
犬はイライラしてフラストレーションが溜まると、暴走したかのように部屋中を走り回ることがあります。
この行動は運動不足や、お風呂や病院など嫌なことを我慢したことが原因になる場合が多く、犬は走ることでやり場のないイライラを解消しようとしているのです。
興奮して走り回っていると犬がケガをすることもあるので、マテやオスワリなどのコマンドを使う、もしくはオヤツなどで気を引くなどして落ち着かせると良いでしょう。
5.表情が固い
犬の表情が普段よりも「ムスッ」としているのも不機嫌のサインです。
イライラしているのが顔に出てしまうのは、表情筋が発達している犬ならでは。表情が固い以外にも、白目の部分を見せて上目遣いしているのも機嫌が悪いときによく見られる表情です。
犬の機嫌が悪い時に飼い主がやるべき対応
愛犬の機嫌が悪いときに叱るのは、絶対にNGです。イライラしている犬を叱ってしまうと、「ご主人は気持ちを理解してくれない」と信頼関係が崩れ、逆効果になることもあります。
また、愛犬の機嫌を取ろうとおやつを与えてしまうのも、「唸る=おやつが貰える」と間違って覚えてしまう可能性があるのでしてはいけません。
状況にもよりますが、犬の機嫌が悪いときは「無視をする」のが正しい対処法です。犬がイライラしている時は静観し、落ち着いてからおやつをあげたり、撫でて声をかけるようにしましょう。
運動不足やスキンシップ不足が原因で犬がイライラしているときは、飼い主がきちんと対処してあげてください。
犬の不機嫌は体調不良からきていることもあるので、愛犬がずっとイライラしている、様子がおかしい場合は、一度かかりつけの獣医に相談するのがオススメです。
まとめ
今回は、犬の「機嫌が悪いサイン」を、やってはいけない接し方や飼い主がとるべき対応とあわせて解説しました。
愛犬がイライラしているのを感じたら、飼い主はなぜ愛犬がイラついているのか、その原因を考えてあげましょう。
飼い主が愛犬の不機嫌な気持ちを理解し、適切な対応をすれば犬も安心するはずです。
ぜひこの記事を参考に、愛犬の気持ちに寄り添ってあげてくださいね。