冬は愛犬のためにも暖房をつけっぱなしにする家庭が多い
冬は家にいても寒さを感じるため、在宅中は暖房器具やエアコンの暖房機能を活用するご家庭が多いでしょう。また犬を飼っている場合、家族が外出している間も愛犬のために暖房をつけっぱなしにしているご家庭もあると思います。
しかし、愛犬のために暖房をつけっぱなしにしていると、電気代が高くなってしまう点が悩みですよね。特に近年は電気代が高騰しているため、より家計への負担に頭を悩ませている飼い主さんが多いでしょう。
犬はどのくらいの寒さまで耐えられるの?
電気代が高いからと暖房を切って出かけてしまうと、愛犬が家で寒い思いをしたり体調を崩してしまうのではないかと心配になりますよね。
実際、犬は10℃を下回ると寒いと感じる子が多く、4℃を下回ると体調に悪影響を及ぼすリスクが高まると言われています。
また、シングルコート犬種や小型犬、子犬やシニア犬は特に寒さを感じやすく、体調不良を招きやすいです。そのため、より防寒対策を念入りに行う必要があります。
犬のためにつけている暖房…電気代はどのくらい?
では、犬のためにつけている暖房によって、電気代はどのくらいかかっているのでしょうか。ここでは、犬を飼っているご家庭の平均的な冬の電気代をご紹介します。
1.犬を飼っているご家庭の平均的な冬の電気代
一般的に、8畳から12畳用のエアコンを使用しているご家庭が多いと言われています。このタイプのエアコンの暖房機能に消費される電力は、1時間あたり平均730Wです。これを踏まえて計算すると、1時間あたりにかかる電気代は約22.63円となります。
犬を飼っているご家庭では、夜間の就寝中以外は愛犬のために暖房をつけっぱなしにしているご家庭が多いです。
1日約18時間、エアコンの暖房をつけっぱなしにしていると仮定すると、1日で約407円、1ヵ月で約12,000円以上もの電気代がエアコンの暖房だけでかかることになります。
2.犬を飼っていない世帯との電気代を比較
では、犬を飼っていない世帯との電気代を比較してみましょう。ここでは、使うエアコンのタイプが同じ機種だと仮定します。
犬を飼っていない世帯では、日中外出している間はエアコンの暖房機能を切っているご家庭が多いため、1日稼働させる時間は約8時間と仮定しましょう。
その場合、1日で約181円、1ヵ月で約5,400円程度となるため、犬を飼っているご家庭とはエアコンの暖房にかかる電気代だけで、1ヵ月につき約7,000円ほどの差が生じる可能性があるのです。
3.暖房を1日中つけっぱなしにしたらどれくらいかかるの?
では、暖房を1日中つけっぱなしにした場合、どのくらい電気代がかかるのでしょうか。
先ほどと同様の条件で計算した場合、「730W×31円(電力料金目安単価)×24時間=13,034円」となりました。
ただし、エアコンの暖房にかかる電気代は、使用している機種や部屋の広さ、環境、室温と設定温度の差などによって大きく異なります。ここまで紹介してきた電気代目安は、あくまで参考程度に考えてください。
犬のための暖房…冬の電気代を節約する方法は?
犬を飼っているご家庭は、犬を飼っていないご家庭に比べてもエアコンの暖房機能にかかる電気代が高くなりがちです。
少しでも暖房にかかる電気代を抑えるために、以下のような電気代節約対策を取り入れましょう。
- エアコンの自動設定モードを活用する
- 風量を「自動」に設定する
- エアコンのフィルターを定期的に掃除する
- サーキュレーターなどを併用して空気の循環を促す
- 厚手のカーテンや断熱シートを窓に貼って断熱対策
このように室内を効率的に温める対策をとることで、エアコンにかかる電気代を節約することができます。
また、外気温の影響を受けないよう、窓に断熱シートを貼るなどの対策を講じることで、より節電につながりやすくなるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。冬は犬を飼っているご家庭で電気代が高くなりやすい傾向にあります。今回紹介した電気代の節約方法などを参考に、家族や愛犬に無理のない範囲で消費電力を抑えられるよう工夫してみましょう。