『しつけが上手くいってない犬』の特徴3選 成犬からでもしつけはできる?コツは?

『しつけが上手くいってない犬』の特徴3選 成犬からでもしつけはできる?コツは?

犬のしつけが上手くいかないときには、何らかの原因があることが考えられます。この記事では、「しつけが上手くいっていない犬」の特徴や、難しいとされる成犬からのしつけのコツを解説します。

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1.体力があり余っている

元気過ぎて散歩中に引っ張ってしまう犬

飼い主さんが一生懸命しつけをしようと思っても、なかなかいうことを聞いてくれず、行動をコントロールできない場合には、犬の体力があり余っていることが考えられます。

体力がたっぷりとあり、それを発散できていない状態では、どうしても無駄吠えやいたずらなど、飼い主さんが困ってしまうような行動が多くなってしまいます。

犬は体力があると、思い切り走ったり遊んだりしたいという欲求が生まれるため、それが解消されないと、いうことを聞かずに暴れ回ってしまうこともめずらしくありません。

例えば、散歩で引っ張らずに歩くトレーニングをしている場合でも、散歩の出始めで体力が十分のときは思い切り引っ張って歩いてしまうことがあります。しかし、公園でひとしきり遊んで体力が落ち着いた帰り道には、きちんと飼い主さんの方を見ながらゆっくり歩けるようになることもあるでしょう。

そのため、犬が激しく動き回ったり、余分な行動が多かったりと、しつけがどうしても上手くいかないときは、普段の運動が十分かどうかを見直してみてください。もしも運動不足が考えられる場合は、しっかりお散歩をしたり、おもちゃ遊びをしたりして落ち着かせてみるといいでしょう。

2.ストレスを抱えている

伏せている犬

犬のしつけが上手くいかないとき、体力があり余っているだけでなく、精神的なストレスを抱えていることも考えられます。

家の中でのいたずらや粗相などが多く、なかなかおさまらないときは、生活環境に変化があったり留守番が多すぎて不安を感じていたりすることがあります。

ストレスを抱えていると、体力があり余っているときと同様に、些細なことで吠えるようになったり家具を噛んでいたずらをするようになったりということが増えます。ストレスが強くかかっているとトラブルが起こりやすいので、愛犬が普段とは異なる様子を見せた場合にはその可能性も考えてみましょう。

引っ越しや飼い主さんの生活リズムの変化などがあったときは、特に愛犬の様子を注意深く観察してストレスを抱えていないか確認しましょう。

3.飼い主を無視する

出された棒から顔をそむける犬

飼い主さんの呼びかけを無視したり、アイコンタクトを取ろうとしなかったりする場合は、しつけをしようと思ってもなかなか上手くいかないことが多いでしょう。

飼い主さんの指示がわかりにくかったり、普段から態度に一貫性がなかったりすると、犬は「何を言われているのかわからない」「何をすればいいかわからない」と混乱してしまいます。色々と試してみても、ほめてもらえなかったり叱られたりすることが続くと犬はやる気を失います。

そのため、トレーニングをするときになかなか飼い主さんに集中してくれないときは、まずは遊びなどでコミュニケーションを取るようにしましょう。

成犬からしつけをするコツや注意点

おやつをもらう犬

愛犬が残念ながら「しつけがうまくいってない犬」に該当するのだとしても、成犬からでもしつけはできるのでしょうか。

個体差もありますし、当然子犬よりは手間暇がかかるかと思いますが、できないことはありません。

そこでここからは、成犬からしつけを行う際のコツや注意点を解説します。愛犬のために諦めずに、まずは知識を習得しておきましょう。

根気よく時間をかけておこなう

一般的に『成犬のしつけは難しい』と言われる理由が、子犬に比べて時間がかかりやすいことが挙げられます。

成犬の場合、子犬に比べて経験や体験が多いため、困ったくせがついていたりトラウマを抱えていたりすることがあります。それらの問題を解消してから正しい行動に導く必要があるため、一筋縄でいかないこともめずらしくありません。

ただし、成犬の場合でもスモールステップを踏みながら、根気よく時間をかけていけば必ずしつけはできます。すでに問題行動が起きている場合、まずはその原因を探り出して解決することが大切なポイントです。

個性や気質を尊重する

成犬の場合、子犬とは異なり数年間の経験や体験があるため、個性やこだわりが強い可能性があります。そのため、しつけをする場合は一般的な方法では上手くいかないこともあるでしょう。

そのため、その犬の性格や気質をしっかりと見極めて、それに合わせた方法を考えなくてはいけません。むずかしい場合は、ドッグトレーナーなどプロの意見をもらうのもおすすめです。

飼い主が途中であきらめない

成犬のしつけは時間がかかったり、接し方に工夫が必要だったりするため、確かに容易ではないことがあります。しかし、そのせいで飼い主さんがあきらめてしまうと、犬は混乱するので注意してください。

指示を出しても従わないからといって、すぐにそれを撤回するような行動をとっていると、犬は飼い主さんのいうことをますます聞かなくなってしまうことがあります。

しつけを始めるのであれば、時間がかかったり面倒だったりしても、中途半端に終わらせることがないようにしましょう。

まとめ

かじられたソファーにいる犬

今回は、「しつけが上手くいってない犬」の特徴について解説しました。

犬のしつけが上手くいかないときは、トレーニングの仕方だけでなく、犬が抱えている身体的または精神的ストレスが影響していることがあります。

まずは、たっぷりと散歩をしたりおもちゃ遊びでコミュニケーションをとったりしてから、改めてしつけに取り組むといいでしょう。

また、『成犬のしつけは難しい』と言われますが、基本的な方法は子犬のしつけと変わりません。ただし、子犬に比べると時間がかかったり、ちょっとした工夫が必要だったりするのは事実です。

成犬のしつけでは、飼い主さんが諦めずに根気よく続けることが大切です。一貫性のある態度で、犬のモチベーションを高めながらおこなっていきましょう。

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