犬にも好きな音、嫌いな音があるって本当?
愛犬と一緒に暮らしていると、「この音が好きなのかな?」「この音は苦手そう」と思い当たる節がある飼い主さんも多いでしょう。
聴覚の優れた犬たちは、さまざまな音を拾い聞き分けています。その中には当然ながら好みの音もあれば、苦手な音や不安を煽るような音もあるでしょう。
実際、犬たちは過去の経験に基づき、自分が楽しかった思い出や嬉しかった経験を彷彿させるような音を好むと言われています。反対に怖い経験を思い出させる音や、警戒心を煽るような音は苦手な傾向にあるようです。
ストレス緩和にも!犬が好きな『音』の特徴5選
では、犬たちはどのような『音』を好むのでしょうか。犬の幸福度が高まったり、ストレス緩和にもつながる音を紹介します。実は、音楽ジャンルにも好みの傾向があるようです。
1.飼い主を連想させる音
犬が最も安心感を覚えたり喜びを感じる音といえば、やはり大好きな飼い主さんを連想させる『音』でしょう。
多くの犬は飼い主の声や足音を聞くことで、幸福度が上がったり「帰ってきた!」と喜びを感じています。中には、飼い主の自転車の音や普段乗っている車の音を聞き分けて、好んでいる犬もいるようです。
2.楽しい経験を彷彿させる音
犬にとって楽しい経験を彷彿させる音は、「また楽しいことが起きるかもしれない」とワクワクさせてくれるため、好きな音に分類されます。
- おもちゃの音
- リードのカチャカチャ鳴る音
これらの音は、遊びや散歩の楽しさを思い出させてくれるため、耳にするだけで期待値が高まり犬の気持ちを一気に高揚させます。
3.食べ物を連想させる音
犬たちにとって食べ物は、如何なる時でも最優先事項に上がります。そのため、袋のカサカサなる音や、飼い主が料理している音を好む犬はたくさんいるでしょう。
食べ物に関しては音を聞き取り、その後で匂いを嗅いで「美味しそう」と近寄ってくるわんこが多いようです。幸せな気持ちで満たされる音(加えて匂い)なので、犬が好きな『音』に含まれます。
4.ゆったりと落ち着いた曲調の音楽
近年の研究によると、犬はゆったりと落ち着いた曲調の音楽を好む傾向にあることが判明しています。例えば、以下のような『音』や音楽ジャンルを好む犬が多いようです。
- クラシック
- ピアノの音
- オルゴール音
これらの音を聞くことで気持ちの落ち着きが見られたり、ストレス緩和につながる傾向が見られたといいます。
愛犬がゆったりと休息をとっている時に、クラシックやピアノの音、オルゴール音などを耳障りにならない程度の音量で流してあげると、よりリラックスさせてあげられるかもしれません。
5.明るいテンポの良い音楽
驚くべきことにある研究によると、さまざまな音楽ジャンルの中でも明るいテンポの良い音楽を聴くことで、犬のストレス値が下がったという結果が発表されています。
中でも「レゲエ」や「ソフトロック」は、明るくてテンポが良くさらに強い刺激が少ないため、ストレス緩和につながったそうです。
愛犬と室内遊びをするときや一緒に音楽を楽しみたいときは、ぜひ前述したような音楽ジャンルを流してみるのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。犬が好きな音と嫌いな音を知識として頭に入れておくと、一緒に過ごす中で愛犬のストレス緩和につなげることができます。ぜひ今回紹介した『音』に関する知識を使い、愛犬との生活をより豊かにするために役立ててください。