犬に絶対NGな「室内の場所」
犬も完全室内飼いが一般的になった今、家の中でも犬がいる環境について常に配慮しなくてはなりません。
そこで今回は、犬に絶対NGな「室内の場所」について解説します。これから犬をお迎えしようという方は是非参考にしてくださいね。
1.子供部屋
犬にとって、子供部屋は危険が多く、トラブルが起きやすい場所です。
床に鉛筆が落ちていたらどうでしょう。木製である鉛筆は、犬が噛み砕きやすく、噛み応えもあるため、おもちゃのように遊んでしまいます。
粉々になった鉛筆や芯を飲み込んでしまったら…と考えると恐ろしいですよね。
噛み砕かれて鋭くなった鉛筆の破片は、犬の消化管を傷つけてしまうことがあります。胃や腸に突き刺さったり、とどまったりすることがあります。
教科書や宿題ノートをビリビリに破かれてしまった。ランドセルを噛んでボロボロにしてしまった。お友達に借りた本を食べてしまったなどのトラブルも起ることがありますので要注意です。
2.仕事部屋
犬にとって、仕事部屋は危険が多く、トラブルが起きやすい場所です。
パソコンやプリンターなど、配線も多くあり、コードを噛んでしまっては大変です。犬が感電することがあります。機器が壊れて使えなくなってしまうことがあります。
SDカードやUSBメモリを噛んでしまったら…仕事関係の大切なデータが失われてしまうことがあります。犬が飲み込んでしまうと、腸閉塞を引き起こしたり、手術をしなければ取り出せなくなってしまったりすることがあります。
3.空気調和を行う設備のない部屋
温度・湿度・清浄などの空気調和を行うためのエアコンや空気清浄機など、設備のない部屋は、犬にとって危険やトラブルが起こりやすい場所です。
もしも夏場に閉じ込められてしまった場合、熱中症のリスクが伴います。死に至るケースも非常に多いです。直射日光の当たる部屋、西日の当たる部屋は、さらにリスクが高くなります。
湿度の高い部屋や清浄度の低い空気の中で長時間過ごすことは、犬にとって不快です。落ち着きがなくなり、異常行動やお漏らしの原因になることがあります。
4.バスルーム
バスルームは、犬が滑って転倒するトラブルが起きる場所です。犬が溺死する危険のある場所でもあります。
バスタブに手をかけたとき、手が滑ってしまい、顎や顔や頭を強打する恐れがあります。
バスタブにお湯をためているとき、犬が蓋の上に乗ってしまい、転落して溺れてしまう恐れがあります。自分で這い上がることができなかったり、飼い主が気づけなかったりしたとき、溺死する危険性が非常に高いです。
5.キッチン
キッチンは、犬に絶対にNGな場所ですが、自由に出入りさせているご家庭も決して少なくはありません。あなたのご家庭では、愛犬のための対策をされていらっしゃるでしょうか。
蓋付きのゴミ箱の中から残飯や生ゴミを取り出して食べてしまうことがあります。犬には「ゴミ箱の中の食べ物は汚い」などという概念はなく、食べ物であれば飲み込んでしまいます。
ガスコンロの前で立ち上がって手をついたとき、熱々のスープが入った鍋に当たってしまい、かぶってしまう恐れがあります。
背の高いダイニングテーブルの上にも危険やトラブルが多く潜んでいます。椅子に乗ってしまえば、テーブルに置かれた人間の食べ物を食べてしまうかもしれません。
キッチンには、包丁などの刃物や犬にとって危険な調理器具も多くあります。犬に向かって落ちてきたら…と考えると、ゾッとしますよね。
まとめ
犬に絶対NGな室内の場所を5つ解説しました。
- 子供部屋
- 仕事部屋
- 空気調和を行う設備のない部屋
- バスルーム
- キッチン
愛犬に立ち入ってほしくない場所にドアがある場合には閉め忘れに注意しましょう。ドアのない場所にはペットゲートを設置したり、思い切ってドアを取り付けたりしても良いのではないでしょうか。
愛犬に絶対NGな室内の場所は、ご家庭によっても異なると思います。ご自宅にある、愛犬に絶対NGな室内の場所を把握しておきましょう。
自宅の室内には犬にとって危険が多く潜んでおり、トラブルの多くは自宅の室内で起きています。犬の交通事故、お散歩中やお出かけ中の怪我よりも多いそうです。
