犬が家具を噛んでしまう理由
室内飼いの犬の場合、家具を噛んでしまうことがあります。実はその理由はさまざまですので、叱れば良いというわけではありません。
そこで今回は、犬が家具を噛んでしまう理由について解説します。
1.好奇心
初めて目にするものに対しての好奇心から、犬が家具を噛んでしまうことがあります。
犬には(これが何かを知りたい!)という探求心があります。(これを噛んでみたらどうなるだろうか?)という調査や学習をしたいという気持ちがあります。ニオイを嗅ぐだけでは足りず、さらに噛むことで確認しようとしているのです。
また、好奇心から家具を噛むことには、食べることができるかどうかを確認する、という目的もあります。
家具を噛んでしまうことをやめさせるためには、家具以外のものに興味をもってもらう必要があります。
噛んで遊ぶことができる犬用のおもちゃ、学習することができる犬用の知育おもちゃを与えてみてはいかがでしょうか。
2.歯や歯茎のむず痒さを解消したい
子犬は、歯や歯茎のむず痒さを解消するため、家具などの硬いものを噛みたくなります。
歯が生え始めたとき、乳歯から永久歯へと生え変わるとき、歯や歯茎がムズムズとします。子犬にはやわらかいおもちゃを与えがちですが、それでは物足りず、すぐそばにある家具を噛んでしまうのです。
子犬の歯や歯茎のむず痒さを解消することを目的として開発されたおもちゃがあります。家具を噛むことをやめさせたいとき、ぜひ活用してみてください。
3.暇つぶし
犬は暇つぶしに家具を噛んでしまうことがあります。
おもちゃなどの暇つぶしになるようなものを与えていないのではないでしょうか。お留守番している時間が長すぎることも理由かもしれません。
我が家では、お留守番中におもちゃを与えることには不安があります。誤飲誤食をしてしまっては…と、私が心配性であることも理由です。
同じ気持ちでいる飼い主さんに、愛犬が家具を噛むことをやめさせるための方法として、おやつが飛び出すペットカメラをおすすめします。
スマートフォンで愛犬たちの様子を確認しつつ、退屈してそうだな…と感じたとき、おやつをあげるようにしています。
直接、操作することができない場合には、おやつが飛び出す時間を設定することもできます。
4.飼い主の気を引きたい
犬が家具を噛んでしまうのは、飼い主の気を引きたいからです。
叱られるということを分かっています。分かっていながらも、構ってもらえないとき、どうしても構ってほしいとき、飼い主の気を引くために家具を噛んでしまうことがあります。
歯が欠けてしまったら、口の中を怪我してしまったらと、心配する飼い主もいらっしゃるでしょう。心配してもらえることを分かっていて、わざと家具を噛んでしまうのです。
やめさせるためには、家具を噛んでも構わないことです。無視して構いません。家具を噛んだからといって、構ってもらえるわけではないんだ、ということを学習してもらうことが大切です。
まとめ
犬が家具を噛んでしまう理由を4つ解説しました。
- 好奇心
- 歯や歯茎のむず痒さを解消したい
- 暇つぶし
- 飼い主の気を引きたい
家具を噛んでいる最中に「ダメ!」と叱ることが必要な場合もありますが、犬が家具を噛んでしまう理由によっては、叱ってはいけない場合もあります。
つい怒鳴ってしまったり、声を荒げてしまったりする方もいらっしゃると思いますが、それは絶対にダメなしつけ方ですのでやめましょう。
愛犬が家具を噛んでしまうことをやめさせるための方法として、家具に安全カバー等を取り付けるという方法もおすすめできます。
家具の角で頭をぶつけてしまわないように…などを目的とした、赤ちゃん用もあります。犬が家具を噛まないように…ということを目的とした、犬用もあります。