愛犬があなたの外出を拒否しているサイン4選 「悲しいです」と伝えている仕草や行動とは?

愛犬があなたの外出を拒否しているサイン4選 「悲しいです」と伝えている仕草や行動とは?

飼い主さんが出かけようとしているのを察知した愛犬が、出かけてほしくなくていろいろなサインを見せることがあります。飼い主さんと一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、お留守番時の寂しさが強いストレスになるのでしょう。愛犬があなたの外出を拒否している時に見せるサインや、愛犬をお留守番嫌いにさせないためのポイントをご紹介します。

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お留守番を察知すると愛犬の態度が変わる?

靴ひもをひっぱる犬

お仕事やお買い物、ご友人との交友など、飼い主さんが愛犬を家に残して外出してしまうことは決して少なくありません。中には、1日の大半を外で過ごし、夜遅くにならないと帰宅できないというライフスタイルの飼い主さんもおられることでしょう。

ひとりでも穏やかな気持で楽しくお留守番できる犬もいますが、ひとりになるのが寂しかったり怖かったりで、飼い主さんが外出しそうになると、いつもとは異なる行動を取ったり様子が変わったりする犬もいます。

今回は、愛犬があなたの外出を拒否しているサインを解説します。愛犬が留守番嫌いにならないようにするために注意すべきポイントも合わせて紹介します。

愛犬があなたの外出を拒否しているサイン

ケージの中で吠える犬

では、飼い主さんの外出時に愛犬が見せる外出拒否のサインにはどのようなものがあるのでしょうか。

1.吠える

飼い主さんが出かけようとすると、しつこく吠えるので困ることはないでしょうか。

普段とは異なる服装に着替えたり、念入りにお化粧をしたり、髪を整えたり、というような行動から、愛犬は飼い主さんの外出を敏感に察知し、「出かけないで」「悲しいよ」と伝えているのです。

出かけるまでの間だけ吠えているのなら良いですが、徐々に興奮してしまったり、家を出た後も吠え続けたりすると、愛犬自身への負担も大きくなります。

また、大きくていつまでも続く吠え声だとご近所迷惑にもなり、問題行動と言わざるを得なくなってしまいます。

このように、飼い主さんが外出する前に愛犬が吠える場合には、その行動がエスカレートしないように注意する必要があります。

2.飼い主さんの洋服を噛む

飼い主さんが出かけようとすると、飼い主さんが着ている洋服を噛む犬もいます。この行動も、愛犬が飼い主さんに対して外出しないでほしいという拒否の意思表示のひとつです。

小さなお子さんが「お母さん、行かないで!」と上着の裾を握って引き止めている状態に近いかもしれません。

3.落ち着きがなくなる

出かける準備をしている飼い主さんを遠目で見ながら、部屋の中をウロウロと落ち着きなく歩き回ったり、場合によっては走り回ったりする犬もいます。これも、飼い主さんに対する外出拒否の意思表示だと考えられます。

小さなお子さんに例えると、「嫌だ、行かないで!」と言いたいのに口に出せず、少し離れた場所でそわそわしている状態に近いかもしれません。

4.極度な不安を示す

前述の3つの行動とは少し様子が異なり、震えたり呼吸が荒くなったり興奮して収拾がつかなくなってしまう犬もいます。このような極度の不安を示されると、飼い主さんも安易に愛犬を置いて家を出られなくなるかもしれません。

このような行動は、ご近所への迷惑にはならなくても、飼い主さんが外出できなくなってしまうため、やはり問題行動だと言わざるを得ないでしょう。

やはり、飼い主さんの外出を嫌がる犬に対して、ここまでの不安を感じさせる前に手を打つ必要があるといえます。

愛犬をお留守番嫌いにさせないためのポイント

おもちゃでひとり遊びする犬

たとえ今回解説したような、愛犬があなたの外出を拒否しているサインを見せたとしても、実は飼い主さんが家を出てしまった後は心穏やかにお留守番できるのであれば、特に問題はないでしょう。

しかし、これらの行動がだんだんエスカレートしていくと、飼い主さんが帰宅するまで全力で吠え続ける、室内にあるモノを壊す、自身の身体を傷つけるというような問題行動に発展してしまうことがあります。

これらの問題行動を確認すると、飼い主さんが在宅している時とひとりでお留守番をしている時では愛犬の様子のギャップが大きいため、「ひとりにされたくない」とか「ひとりは不安だ」という気持ちから引き起こされている、と考えられています。

愛犬をお留守番嫌いにさせないためには、飼い主さんの在宅時と留守番時の状態に、できるだけギャップを作らないことが大切です。

お留守番を特別な出来事だと感じさせず、ひとりでも安心して心穏やかに、そしてひとりなりの楽しみ方ができるような環境や状態を作り出してあげるように工夫しましょう。

  • 外出前に声をかけたり撫でたりしない
  • 帰宅時も声をかけたり撫でたりしない
  • 帰宅時に大歓迎されても反応しない(クールダウン後に対応)
  • 在宅時にベッタリせず、ケージなどでひとりで過ごす時間を作る
  • 留守番時には知育玩具などひとりでも夢中になれる遊びを提供する

外出時には以上のようなポイントを参考にしながら、愛犬にあったお留守番環境を作ってあげましょう。

まとめ

裾を噛んで引っ張る犬

犬にとって飼い主さんは母親のような存在で、成犬になった後も子犬時代の気持ちを持ち続け、飼い主さんに甘えたがります。また飼い主さんも、自分を頼り慕ってくれる愛犬が愛おしく、請われるがままに甘やかしたりベッタリといつも一緒に過ごしたりしてしまうかもしれません。

しかし、飼い主さんにも生活があります。仕事や買い物、ご友人やご近所とのお付き合いなどで、家を長時間空けなければならないこともあるでしょう。

そんな時に、愛犬から「行かないで!」というサインを示されて外出を取りやめてしまうと、愛犬は「こうすれば飼い主さんはいつまでも一緒にいてくれる」と学習してしまい、外出拒否の行動が強化されてしまいます。

どんなに愛おしい愛犬であっても、愛犬のためにひとりで心穏やかにお留守番できる安心で安全な環境と、ひとりで楽しく遊べる手段を提供してあげることで、愛犬のお留守番嫌いをなくすように心がけましょう。

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