犬の『負けず嫌い』良い点と悪い点は?
当然ですが、犬も1頭1頭性格が違います。明るい子もいれば静かな子もいますし、社交的な子もいれば臆病な子もいます。中には、「他の犬には負けたくない!」という気が強い負けず嫌いな犬もいるでしょう。
犬の『負けず嫌い』な性格は、好奇心が旺盛だったり、初めてのことにも果敢に挑むチャレンジ精神が見えたりと良い点も多くあります。向上心も高い傾向にあるため、さまざまなトレーニングで成果を出す子もいるでしょう。
一方、負けず嫌いな性格がエスカレートしてしまうと、周りの人や犬に対して攻撃的な態度を取るようになることもあります。そのため飼い主がしっかり社交性を養ったり、コマンド指示で落ち着かせることを学ばせたりすることも必要です。
『負けず嫌いな犬』が持っている5つの特徴
では、負けず嫌いな犬はどのような特徴を持っているのでしょうか。負けず嫌いな犬によく見られる行動や性質を紹介します。
1.勇敢で好奇心や挑戦欲が強い
負けず嫌いな犬は、勇敢でチャレンジ精神が強い傾向が見られます。また、好奇心も旺盛なので初めての場所やトレーニングにも、まずは挑戦してみるという向上心の高さが窺えるでしょう。
飼い主の「やってみる?」「行ってみる?」という声掛けに、軽快な足取りで進んで行ったり、大喜びで挑戦する姿はとても愛らしく頼り甲斐があります。
2.強引な行動が多い
負けず嫌いな犬は、「他の犬に負けたくない」「自分が1番!」という意識が強い傾向にあります。それゆえに、ちょっぴり強引な行動が見える場面もあるでしょう。
例えば、飼い主が用事をしている際に腕の中に割り込んできたり、他の犬が遊んでいるおもちゃを横取りしたり…。このような場面では、飼い主が「ダメ」「ちょっと待ってね」「あっちで遊ぼう」など丁寧に誘導してあげてください。
3.自分より明らかに強い犬にも吠える
犬は自分よりも明らかに強い相手には、自らリスクを負って攻撃しに行くことはありません。しかし、負けず嫌いな犬は「自分の方が強いぞ!」と自分よりも明らかに体格の大きい犬に立ち向かうことがあります。
自分よりも強い犬に対して突然吠えかかってしまうと相手を怯えさせてしまったり、場合によっては反撃を受けてしまう恐れもあります。
トラブルにならないよう、日頃から社交性を養わせるトレーニングを積んだり、飼い主が指示を出して落ち着かせるトレーニングを習慣にしましょう。
4.自分の「お気に入り」は絶対に譲らない
自分が気に入っているおもちゃや寝床、くつろぎスペースを絶対に譲らない!と頑固な態度を見せる様子も、負けず嫌いな犬によく見られる特徴です。
例えば、自分が気に入っているブランケットを他の家族が使っていると、強引に引っ張って取り戻そうとしたり、座っている座椅子に強引に割り込んでくる…などの行動が当てはまります。
5.他の犬に嫉妬する様子を見せる
飼い主が他の犬と仲良くしている様子を見て、嫉妬をする様子を見せる犬は意外と多くいます。しかし負けず嫌いな犬の場合、このような状況で攻撃的な行動に出ることがあるのです。
例えば、相手の犬に吠えかかったり飼い主とその犬の間に体を割り込ませたりと、明らかにわかりやすい嫉妬を見せてきます。
飼い主としては可愛いと思ってしまうところもありますが、エスカレートすると相手を怪我させるなどのトラブルに発展するため、「ダメ」「お座り」など指示しましょう。
まとめ
いかがでしたか。負けず嫌いな性格は良い点と悪い点の両方を持ち合わせています。良いところは伸ばして、悪いところは飼い主がきちんと制することができるよう、日頃からトレーニングしておきましょう。