️わんこはなぜ遊び好きなの?
何歳になっても子犬のようにキラキラと目を輝かせて遊ぶ愛犬の姿は、何とも愛くるしいですよね。わんこはとにかく飼い主さんと遊ぶのが大好きです。それはわんこがオオカミから「幼形進化」した動物だからだと考えられています。
「幼形進化」とは「幼形成熟」とも呼ばれます。いずれにしてもあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、ある種の動物が子どもの頃の性質を残したまま性的に成熟した進化のことを指します。
わんこはオオカミが幼形進化したため、何歳になっても子どもの頃のまま遊びが好きなのだと考えられています。「犬は永遠の3歳児」などと言われることもありますが、まさにこのたとえは言い得て妙なのかもしれません。
️もう十分!わんこが遊びに飽きたサイン
1.遊びをやめる
トッテコイ遊びをしている最中に突然おもちゃを追いかけるのをやめてしまったり、飼い主さんからの誘いに乗ってこなくなったりした場合、遊びに飽きた可能性が高いでしょう。
遊びが持続する長さはその子の性格や年齢によっても異なりますが、特に柴犬などの日本犬は、早々にこのような行動をとって遊びに飽きてしまうことが多いようです。
2.体を舐めてグルーミングする
わんこが自分の体をペロペロ舐めて、被毛を撫でつけるようにする行動は「グルーミング」と呼ばれます。この行動はわんこがリラックスしているときにとられる他、これからゆっくりしたいというときの身支度として行われることがあります。
つまりわんこがグルーミングをしているときは、「もう遊びには飽きたからゆっくり休みたい」と考えているサインでもあるのです。
3.ぐっすり眠る
グルーミングを行った後、わんこがぐっすりと熟睡している場合にはたくさん遊んで心も体も大満足している証拠です。遊びたいだけ遊んで心地良い疲れの中で安眠しているのです。無理に起こして遊びを再開しようとはせず、温かく見守ってあげましょう。
️わんこの満足度が高い遊び
わんこが好む遊びは犬種やその子の性格、年齢にもよりますが、一般的には体力を使う遊びを好みます。運動不足はわんこにとって大きなストレス要因にもなりえるからです。
そのため、わんこの体力を削るような遊びであれば飽きずに長く遊んでくれ、満足度も高いと言えます。飼い主さんの体力によっては、むしろ飽きるまで付き合う方が大変なくらいかもしれません。そこでおすすめなのがロープやおもちゃを使った「引っ張りっこ遊び」。
「引っ張る」という動作は、実はかなりの体力を使うのでわんこにとっても満足度が高いうえ、飼い主さんの方は走ったり投げたりといった行動を伴わないので、比較的体力を温存して遊びに付き合うことができます。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?「飽きた」と聞くと何だかネガティブなイメージを抱いてしまいがちですが、「飽きた」とはもともと「満足した」という意味です。
愛犬が遊びに飽きてしまったということは、つまり愛犬が「あー、これだけ遊べばもう満足!」と感じるまで遊んであげられたということなのです。そう思うと何だか誇らしい気持ちになりませんか?さあ、明日も愛犬が「飽きた」サインを出すまで遊んであげましょう!