犬はどのような理由で自信を失うの?
明るく元気な犬たちですが、ある出来事や日頃の経験が原因で自信を失ってしまうことがあります。犬は以下のような理由で自信喪失に繋がることがあります。
- 失敗して激しく叱られた
- 叱られてばかりで褒められることが少ない
- 難易度の高い遊びばかりさせられて成功経験が少ない
- 老化に伴い以前はできていたことができなくなる
このような経験が多いと、「できなかった」「怒られてしまった」というネガティブな心理により自信を失ってしまいます。
また、強いストレスにも繋がりやすいので、日頃から犬に自信を持たせる習慣や接し方を意識することが大切です。
愛犬が『自信を失っている』サイン4選
犬は自信を失ってしまうと、共通したサインを見せることがあります。ここでは、愛犬が『自信を失っている』時に見せるサインを紹介するので、愛犬の普段の行動と照らし合わせてチェックしてみましょう。
1.何に対しても興味を持たなくなる
犬は自信を失ってしまうと、「どうせ何をやってもできない」と卑屈になってしまうため、飼い主が声をかけても反応が薄くなったり、遊びに誘っても応えてくれなくなります。
何に対しても興味を持たなくなってしまうため、慢性的に無気力な様子が多く見られるようになるのも特徴的です。
2.元気がなく同じ場所で寝ている時間が増える
先ほどお話ししたように犬は自信を失ってしまうと元気がなくなり、何に対しても興味を失ってしまいます。その結果、以前よりも同じ場所から動かなくなったり、寝ている時間が増えるというサインもよく見られがちです。
「なんだか最近、ダラっとしている時間が増えたな」と感じたり、「覇気のない表情をしていることが増えた」と感じた場合は、自信を失っている可能性があるでしょう。
3.些細なことで怯えるようになる
以前は活発で明るい性格だった愛犬が、最近は些細なことで怯えたり不安そうな表情を見せたりと臆病な性格になってしまったと感じませんか。
自信を失っている犬は、以前は当たり前にできていたことや経験したことに対しても、「自分はできない」「怖いことが起こるかも」とネガティブに捉えてしまう傾向があります。
そのため、他の犬が気にならないような些細な物音や変化にも、怯えたり不安そうな様子を見せたりするのです。
4.周囲に対して牽制のように威嚇行動をとるようになる
犬は臆病になったり自信を失ったりしている時、自分の身(心)を守ろうと周囲に対して威嚇行動をとることがあります。威嚇して自分に危害を加えさせないよう牽制しているのです。
「以前より攻撃的な性格になった」「問題行動が増えた」などの変化が見られる場合は、精神的に強いストレスを感じていたり、自分に対して自信を喪失している可能性があります。
愛犬に自信を取り戻させるためにするべき心のケアは?
愛犬が上記で紹介したような『自信を失っている』サインを見せている場合は、自信を取り戻させるような心のケアが必要です。
基本的に自信を取り戻させるためには、日常的にとにかくたくさん褒める機会を増やすことが重要です。些細なことでもいいので「すごいね!」「できたね!」「いいこ」と褒めてあげることで、少しずつ自己肯定感が上がります。
簡単な基本指示動作を日常的に取り入れてみたり、当たり前のようにできていることに対しても「すごいね」「偉いね」と明るい表情で声をかけてあげましょう。
このような成功経験が積み重なることで、少しずつ「これもできるかも」「これはどうかな?」と犬自身に積極性がつくようになります。
まとめ
いかがでしたか。犬が自信を失っている時は、今回紹介したようなサインが頻繁に見られるようになります。自信喪失は強いストレスにも繋がるので、日常的に褒める機会を取り入れて自信を取り戻すための心のケアを行いましょう。