愛犬が足元で寝てるから信頼しているとは限らない
愛犬が足元に寝ている心理はあなたへの信頼が高い証拠!と言いますが、いまのところそのような根拠は私の知る限り見当たりません。
そもそも足元で寝るから信頼しているとは限りませんし、むしろ膝の上で寝ることを許してもらえない子はせめて足元で…とそこしか許されないから底にいるということもあるため、寝る場所で信頼関係とうものを測ること自体難しいです。
また、足元で寝るよりもどちらかというと膝や顔の付近、お腹のあたりといった場所でくっついて寝ることも多く、そうした場所で寝るからといって飼い主さんと愛犬との関係に差があるようにも思えません。
それは多頭飼育をしている飼い主さんであればなんとなく感じている人もいるのではないでしょうか。
犬にとって心地良いと感じる場所を犬が選択しそこで寝る。ただそれだけなのです。
愛犬があなたの近くにいたいと思って側にいてくれるならそれでいい
愛犬があなたの近くにいたいと思って側にいてくれる、その結果それがたまたま足元だったというだけのことでありそれ以上でもそれ以下でもありません。
また、そのようにして愛犬が寝る場所によって信頼度を測るよりも、ただ側にいてくれるという事実だけを見てみてはどうでしょうか。
少なくとも近づきたくない相手に犬は近づくことはしません。
ですが、あなたの近くで寝てくれる足元にいてくれるということは、あなたに身を寄せたいと考えていると判断できるでしょう。
それだけで十分幸せなことだと私は思いますよ。
表面の情報に翻弄されるのはもったいない
ネットに溢れている情報には有益なものももちろんありますが、犬の研究は最近活発になりはじめている分野ということもあり、本当はどうなのかまだわからないこともたくさんあります。
ただ、愛犬が足元で寝る心理や意味について信頼関係の強さという表面の情報に翻弄されてしまっては、なんだかもったいないような気がするのです。
足元で寝るか寝ないかでその子との関係性は測れるものなのでしょうか。
普段愛犬であるその子とどのように過ごしどのような関係を築いていっているのか?
それは足元で寝ているかどうかではなく、日頃の愛犬のあなたへの様子から感じ取ることができるものだと思います。
もし私がとても大切に想っている人にその人から見てどこの位置に立っているかで想いを測られたら悲しいですし、そんなことで人の気持ちを測るのかと怒りたくなるかもしれません。
犬がそのように思うかは別ではありますが、少なくとも足元で寝ているかどうかでその子の気持ちや関係性を考える必要はないと思います。
まとめ
愛犬が足元で寝る心理という情報に翻弄され、その子との関係性や普段の様子を測る必要はありません。
ただあなたの側にいたい、近くでくつろいでいたいという気持ちがなければそもそも犬は寄ってきません。
しかしあなたの愛犬は足元に限らずあなたの側へやってきて身を寄せているのではないでしょうか。
あなたが呼べば振り向き、走ってきたりときには無視することがあっても遊びに誘ってきたり。
そうした楽しい日常がすべてだと思います。
あまり根拠もない表面の情報に翻弄されるのではなく、その子自身を見て普段の様子から感じ取ってみてはいかがでしょう。