犬には理解ができない「人間の行動」
愛犬に「変なやつ」と思われていたとしたら心外かもしれませんが、「人間の行動」の中には犬には到底理解不能なものもあるようです。
そこで今回は、犬には理解できない「人間の行動」について解説します。直接的な行動ではないし、別に嫌なのではないけれど、心の奥底では「変なやつ」認定なのかも?!
1.見知らぬ人に頭を撫でられること
見知らぬ人に頭を撫でられることは、犬には理解ができない人間の行動です。
喜んでいるのではなく、緊張して身動きができないだけかもしれません。笑っているように見えるのは、緊張や興奮によるパンティングが理由です。
人の手は、犬の顔ほどの大きさがあります。超小型犬であれば、犬の顔の方がずっと小さいです。大きな人間の手が頭に近づいてきたら…。恐怖を感じる犬もいるでしょう。
2.走って近づいて来ること
子供が走って近づいて来ることは、犬には理解ができない人間の行動です。
「わんちゃ~ん!」と、子供が嬉しそうに走って近づいて来てくれる姿は可愛いものですよね。しかし、犬にとっては恐怖です。犬同士の行動を知れば、なぜ走って近づいて来ることが犬には理解できない人間の行動なのか、よく理解することができると思います。
もちろん仲の良いお友達同士であれば、「会いたかったよ~♡」と、犬も走って近づいて来ます。
見知らぬ犬同士であれば、ゆっくりと、少しずつ、相手の様子をうかがいながら近づいて来ます。相手が警戒していたり怖がったりしていたりする様子であれば、それ以上は近づこうとしません。
いきなり走って近づいて来るのは、人間だけなのです。とくに子供に多い行動ですよね。
犬が好きな子供さんには、「わんちゃんと会ったときは、走らないこと。ゆっくり少しずつ近づくこと。飼い主さんに挨拶をすること。触って良いか聞くこと。そうすれば、わんちゃんと仲良くなれるよ♡」とぜひ教えてあげてください。
3.お留守番をさせられること
お留守番をさせられることは、犬には理解ができない人間の行動です。
「なぜひとりぼっちにするのか」「なぜ置いてけぼりにするのか」「なぜ出かけてしまうのか」
人間にとっては当たり前のお留守番も、実は犬には全く理解できない人間の行動なんです。
犬は群れで生活をする動物です。巣穴を移動するのもみんな一緒です。狩りに出かけるときだってみんな一緒です。運動をするときも遊ぶときもみんな一緒に行動します。
「お買い物に行く」「お仕事に行く」「学校に行く」「友達と遊びに行く」と言う行動は、犬にとってはどれも人間の事情や都合による行動ですが、その行動でお留守番を強いられているのです。
そのため、お留守番をすることもトレーニングのひとつとして練習が必要だと思います。そして、お留守番の時間は少しでも短くしてあげたいものですね。
4.拾い食いを叱られること
拾い食いを叱られることは、犬には理解ができない人間の行動です。
「何で食べるの!?」と叱られれば、「ここに食べ物があったから…」というのが犬の言い訳です。叱られるようなことをした覚えは全くないのです。
そもそも犬に「汚い」という概念はありません。落ちていても、食べかけでも、傷んでいても、食べ物は食べ物です。ですから、道端に落ちている人間の食べ物のカスさえも食べてしまうのです。
ペットフードに毒物を混ぜたものが置かれた、という事件も発生しています。お散歩のときは、愛犬が歩く地面の安全もよく確認しながら歩くようにしましょう。
まとめ
犬には理解ができない人間の行動を4つ解説しました。
- 頭を撫でられること
- 走って近づいて来ること
- お留守番をさせられること
- 拾い食いを叱られること
犬は飼い主や家族の行動に慣れています。飼い主や家族だから許される行動があります。頭を撫でたり走って近づいたりなど、飼い主や家族は許されていても、他人では許されない行動があります。
お留守番をさせられること、拾い食いを叱られることなど、飼い主や家族であっても、犬には理解できない行動があります。「何でそんなことするの?」と、飼い主にも理解できない愛犬の謎の行動ってありますよね。
愛犬と飼い主だからこそ理解し合える行動もあれば、犬と人間だからこそ理解し合えない行動もあるのです。