愛犬を友人や家族に預ける時に必ずすべき準備
年末年始などで予定が忙しくなると、どうしても愛犬を友人や家族に預けなくてはならない場合もあるかと思います。
その場合、きちんと準備した上で預けないと、預けた相手だけでなく愛犬にもストレスを与えてしまう可能性も…。
そこで今回は、愛犬を友人や家族に預ける時に必ずすべき準備について解説します。今はそのつもりが無くても、いつどんなタイミングでそのような状況になるかわかりませんので、知識だけでも頭の片隅に入れておきましょう。
1.事前に会わせておくこと
愛犬を預ける時は、預ける相手と愛犬を事前に会わせておきましょう。
預ける日がファーストコンタクトでは、愛犬も預かる人も緊張します。その緊張感が原因で、犬が警戒心を強めたり、攻撃的になったりすることがあります。
預ける相手は、何度か会ったことがある人、一緒に遊んだことがある人、慣れ親しんでいる人などが最も望ましいです。初対面の相手に急に預けなければならなくなった時は、預ける相手のお家ではなく、自宅に来てもらって、愛犬のお世話をしてもらうとよいと思います。
具体的には、「お水を入れ替える」「ごはんをあげる」「トイレを掃除する」など、必要最低限のお世話をしてもらえれば十分でしょう。
しかし外に出なければ排泄をすることができない犬の場合、お散歩に連れて行かなければなりませんので、やはり事前に会って仲良くなっておく必要があると思います。
2.ごはんを1食分ずつ分けておくこと
愛犬を預ける時は、ごはんを1食分ずつ分けておきましょう。預かっていただく相手への配慮でもありますし、分量の間違いがないようにするためでもあります。
ジッパー付きの袋に1食分ずつ分けていれ、「○日の朝」などと書いておくとよいと思います。
普段から自動給餌器を使っているのであれば、そのまま置かせてもらってもよいのではないでしょうか。
3.動物病院の診察券を預けておくこと
愛犬を預ける時は、かかりつけの動物病院の診察券も一緒に預けておきましょう。
体調を悪くしてしまった時など、「飼い主が不在なので代理で来ました」と、診察券を渡すだけで診てもらうことができます。
診察券がない場合、どのカルテの子なのか分からず、診てもらうことができなかったり、初診として扱われたりする場合もありますので、必ず診察券を預けておきましょう。
4.お散歩の有無を伝えること
愛犬を預ける時は、「お散歩の有無」を伝えておきましょう。
飼い主と一緒でなければ歩くことができない犬もいます。犬はお散歩に行くのが当たり前だろうと、無理に外に連れ出すとトラブルが起きやすいです。
見知らぬ土地に預けられた場合、お散歩する場所も見知らぬ場所です。不安や緊張からパニックを起こしてしまう犬もいます。
室内に用意したトイレで排泄ができるのであれば、無理にお散歩に行く必要はないと思います。
逆にどうしてもお散歩が必要なのであれば、事前に会わせた時、預ける相手にリードを持ってもらい、上手に歩くことができるかどうかなど確認しておくとよいと思います。
5.サークルを用意する
愛犬を預ける時は、サークルを用意しましょう。
愛犬のためのスペースを確保するためです。粗相をしてしまった時のため、サークル内にはペットシートを敷き詰めておき、そこにクレートやベッドを置きます。
預け先は、愛犬のために整えられた室内環境ではありません。犬にとって危険がたくさん転がっているかもしれません。
また、大切な物を噛んで壊してしまったり、マーキングをしてしまったり、相手を怒らせてしまうような失礼をしてしまうことだってあるでしょう。
ケージごと置かせてもらい、お留守番中はケージの中で過ごすように対応してもよいと思います。
6.お世話リストを作成する
愛犬を預ける時は、お世話リストを作成するのがおすすめです。
- ごはんをあげる時間やタイミング
- おやつをあげる時間やタイミングや量、回数など
- トイレのさせ方(合図や誘導が必要なのかどうか)
- お散歩の時間(お散歩の有無)
- 投薬の有無(持病のある子はお薬の飲ませ方など)
- 帰宅後はおもちゃで一緒に遊んでほしい
朝起きた時から夜寝るまでのスケジュールを大まかに書き出しておくとよいと思います。
犬は、ごはんの時間が変るだけでもストレスを感じます。なるべく普段と同じ時間に与えてもらえるようにしましょう。
なお、おやつの与えすぎには要注意です。消化不良などによってお腹を壊してしまうことがあります。
そして、「人間の食べ物は絶対に与えない」ということを強く伝えておきましょう。懐かれると可愛くて、つい食べさせてしまうものです。
まとめ
愛犬を友人や家族に預ける時に必ずすべき準備を6つ解説しました。
- 事前に会わせておくこと
- ごはんを1食分ずつ分けておくこと
- 動物病院の診察券を預けておくこと
- お散歩の有無を伝えること
- サークルを用意する
- お世話リストを作成する
友人や家族など、愛犬が慣れ親しんだ相手がいるのであれば、急な出張や用事で家を空けなければならない時も預けやすいですよね。
初対面の相手や慣れない相手に預ける時は、相手のお家ではなく、自宅に来てお世話してもらった方が、愛犬も安心して過ごせるでしょう。