犬を『留守番できない子』にしてしまう飼い主の絶対NG行動3つ!日頃何気なくやってしまっていないか再確認して

犬を『留守番できない子』にしてしまう飼い主の絶対NG行動3つ!日頃何気なくやってしまっていないか再確認して

ひとりで過ごさなければいけない「お留守番の時間」を苦手に感じている犬は多くいます。しかし、まったく『留守番できない子』になってしまうのは飼い主さんも困りものですよね。この記事では犬を『留守番できない子』にしてしまう飼い主の絶対NG行動3つ!をお伝えいたします。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

犬を『留守番できない子』にしてしまう飼い主の絶対NG行動3つ!

玄関に座る犬の後ろ姿

犬は本来群れの仲間達と生活する生き物です。基本的にひとりで過ごす時間は得意ではありません。しかし現在、人に飼われている犬の多くは毎日数時間でもひとりでお留守番を頑張っている犬が多いと思います。

犬とって「お留守番」は、苦手なものであるのは当たり前のこと。飼い主さんの行動ひとつで、苦手なお留守番が更に嫌いになってしまう可能性があります。愛犬を「留守番できない子」にしてしまう飼い主さんのNG行動を確認していきましょう。

1.「いってきます」と声をかける

犬はひとりで過ごさなければいけない「お留守番」の時間に不安を感じています。飼い主さんが出かける前に「いってくるね」や「すぐ帰ってくるからね」などと声をかけてしまうと「これからお留守番だ」と気づいてしまい、不安な気持ちが大きくなってしまいます。

なかには留守番の前に声をかけてあげることで、気持ちが落ち着く犬もいるようですが、多くの犬は不安な気持ちが助長されるようです。出かける前には必要以上に構ったりたくさん遊んだりしないよう気をつけましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

いってきますと声をかける以外にも、出かけるときに愛犬に目線を向けてしまう行動も同様の意味をもってしまいます。

「目線を向けられる=飼い主さんがでかけてしまう」と学習してしまい、お留守番が苦手になってしまう子もいるため、愛犬が気が付かないうちにさり気なく出かけると良いでしょう。

2.溺愛する

愛犬ももちろん家族の一員なので十分に愛情を注ぎながら、共に暮らすことは当然のことかもしれません。しかし溺愛しすぎてしまうと、愛犬が留守番できない犬になってしまう可能性があります。愛犬を溺愛してしまうと飼い主さん不在の時間に必要以上の大きな不安を感じてしまうのです。

自宅で過ごしている時、いつも愛犬を膝に乗せていたり体を寄せ合っていたり、ソファーやベッドで一緒に寝ていたりと常に愛犬と行動を共にしていると、愛犬は「飼い主さんといつも一緒にいるのが当たり前」と感じるようになってしまいます。

飼い主さんが在宅している時でも、意識的に「愛犬がひとりで過ごす時間」も作ってみましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

分離不安を起こさないためにも、日頃からメリハリをつけることが大切。

いつも膝の上や抱っこしているならあえてしない時間を作ったり、部屋を出ていくなどの時間を作るなど、少しずつ飼い主さんがそばにいない状況にも慣れてもらいましょう。

3.帰宅時にすぐ構う

帰宅した時に大喜びでお出迎えしてくれる愛犬は可愛いものですし、飼い主さんも嬉しい気持ちになりますよね。しかし「ただいま」と声をかけたり、すぐに抱き上げるなど構ってしまうこともNG行動のひとつになります。

帰宅後すぐに構ってしまうと飼い主さんが帰ってきてくれて嬉しいという気持の反面、お留守番している時の寂しい気持ちが大きくなってしまい、ストレスも感じやすくなってしまいます。

また飼い主さんが帰宅することは当然のことなのに過剰に構ってしまうことで「帰宅することは特別なこと!」と学習してしまう可能性もあります。次の留守番の時に「帰ってこなかったらどうしよう…」という無駄な不安感を与えてしまう可能性があるのです。

愛犬に留守番してもらう時のポイントは

ソファでくつろぐ犬

愛犬にお留守番してもらう時のポイントは、「お留守番は特別なことではない」と思わせてあげることです。愛犬が日頃過ごしている時と同じように穏やかな気持ちでお留守番出来るよう工夫してあげましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

家の中で飼い主さんがトイレやお風呂などに行くのと同じような感覚になると良いですね。

仕事や買い物に出かけることも同じように特別なことではないと安心させてあげることが大切です。

1.お留守番の前後は構わない

お留守番を察した時の寂しさや飼い主さんが帰宅した時の嬉しさなど、感情が大きく変化してしまわないよう注意してあげましょう。少なくても出かける前の10分、帰宅してからの10分は過剰に構うことは止めましょう。

なかなか上手くいかない時は、知育玩具など愛犬のお気に入りのオモチャを与えて遊んでいる間に気づかれないよう静かに出かけてください。帰宅した時にも、愛犬の興奮状態が落ち着いてから優しく声をかけるようにしましょう。

2.気づかれないように支度する

できるだけ愛犬を不安にさせることなく外出できるのがベストです。愛犬からは見えない場所で着替えなどの外出の準備をすると良いでしょう。この際もオモチャを与えて楽しく遊んでいる最中に準備をすると良いかもしれません。

3.いつもと同じ環境でお留守番してもらう

お留守番中は、飼い主さんと一緒に過ごす時間と同じ環境で過ごせるとリラックスしやすくなります。テレビをつけている時間が長いご家庭では、テレビはつけたままでお留守番してもらいましょう。

いつも過ごしているハウスがあるのであれば、その中で安心して休めるよう飼い主さんのニオイがついたタオルや、お気に入りのオモチャも一緒にハウスに入れてお留守番してもらいましょう。

まとめ

犬用ベッドでくつろぐ犬

犬が「留守番できない子」になってしまうのは、飼い主さんの行動に原因がある可能性も。犬はもともとお留守番が苦手ではありますが、その中でも寂しがり屋で甘えん坊な性格の犬は、特にお留守番に対する苦手意識が強いとも言われています。

出かける前に声をかけてしまうなどは、ついやってしまいがちな行動かと思いますが、その優しさが愛犬にストレスを与えている可能性もあるのです。愛犬が穏やかにお留守番できる行動をとりつつ、環境も整えてあげたいですね。

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