犬がご飯を催促している時に見せる行動や仕草
犬は一日の中で、食事の時間が大好きです。なので、飼い主さんがご飯の用意をする前に、「ご飯を食べたいです！」と催促してくることってありますよね。
そんな時に愛犬が見せてくる姿に、思わず「かわいい〜」と感じてしまうこともあるでしょう。つい何度もご飯をあげそうになるほど、かわいい犬のご飯を催促している時に見せる行動や仕草をご紹介します。
1.吠える、鼻を鳴らす
飼い主さんが「そろそろご飯かな」と立ち上がると同時に、「ワンワン！」と吠えてご飯を催促する犬はとても多いですね。「早くご飯ちょうだい！」とばかりに吠えられると焦ってしまうので、「ちょっと待って！」と犬とやり取りしている飼い主さんもいることでしょう。
犬によっては、吠えるのではなく鼻を「クーンクーン」と鳴らすこともあります。このようにご飯を催促されるまま応じてしまうと、「吠えるといい事が起きる」と犬は覚えてしまうので注意しなければなりません。
吠えている状態でご飯を与えるのではなく、静かになるのを待ちましょう。犬がいい子にすることができたら、ご褒美としてご飯を与えてみてください。
2.じっと見つめてくる
「ご飯を食べたいです」とばかりに、じっと見つめてくる犬もいます。飼い主の足元におすわりをして見つめてくるパターンもあれば、食事をする場所から見つめてくるパターンなど、犬によってさまざまな個性がありますよね。
「まて」や「おすわり」を覚えている犬が、この行動をよく見せます。きっと「できたからご飯ちょうだい！」と訴えているのでしょう。
上目づかいで見つめてくる愛犬の姿に思わずキュンとしてしまい、何度もあげてしまわぬようご注意を。いくら健気でかわいい催促だとしても、ご飯を与えすぎると愛犬が肥満になってしまいます。
3.お皿を持ってくる
ご飯の時間になるとおもむろに立ち上がり、自分のお皿を口にくわえたり、鼻で押したりしながら飼い主の元へ持ってくる犬もいます。持ってくる以外にも、お皿を手で「カラン！」と叩き鳴らしてアピールする犬もいますね。
愛犬からのあからさまなご飯の催促に、思わず笑ってしまうかと思います。犬がお行儀よく待っているのを見届けてから、ご飯を与えるようにしましょう。
4.飼い主の足元をうろつく
犬によってご飯の催促をするやり方はさまざまですが、中には飼い主の足元をうろつくケースもあります。ご飯を待ちきれない様子でウロウロする愛犬の行動は、ちょっと目に余るものがありますね。
うろつくだけでなく、フードがある場所へ犬が飼い主のズボンやスリッパを引っ張って誘導するパターンもあります。食いしん坊の犬ほど、ご飯をもらうまで必死にアピールを続けるでしょう。
もし犬がウロウロしてご飯の準備ができない場合は、キッチンの入り口にペットゲートなどの柵を設置することをおすすめします。包丁など危ない道具もあるだけでなく、拾い食いされる可能性もあり、アレルギー中毒にならないよう注意しなければなりません。
できる限りキッチンの中で犬をウロウロさせないようにして、おすわりをさせていい子に待つようにしつけていきましょう。
まとめ
犬による食事の催促は、まるで人間の小さな子どものようでかわいらしいものです。可愛らしさにつられて何度も食事を与えるのはダメですが、愛犬からのかわいい仕草に癒されている飼い主さんもいるでしょう。
とはいえ、犬の要求に応じてばかりいると問題行動がエスカレートしてしまう危険性もありますので、くれぐれも犬のペースに合わせないように注意しましょう。
まだまだ「ご飯を食べたいです！」と催促してくる犬の場合は、じっとご飯を待てるように、少しづつトレーニングを重ねてみてください。
