犬の散歩はその子の様子次第で決めてもOK
まずどんな犬種であれ散歩は基本的には必要ですが、嫌がる犬を無理に連れ出して歩かせるのは目的が違います。
あくまでも散歩は犬にさまざまな香りや音、感触などを五感で楽しんでもらうためのものであり、犬の本能や習性といったものを満たすために行うものです。
しかし散歩は必要だからとりあえず歩かせればいいと考えている飼い主さんは少なくなく、散歩に行きたがらないことや歩きたがらないことに悩み引きずってでも歩かせようとする様子も見られます。
しかしそうではなく、愛犬がもしも行きたくないというのであれば無理に連れ出す必要はありません。
むしろ行きたくないなら室内で遊べる工夫をして愛犬を満たしてあげればいいのです。
愛犬が楽しいと思える場所を探して連れて行ってみよう
また、犬によっては家の前なら大丈夫という子や公園なら楽しんで歩けるという子など、さまざまな子が存在しています。
犬はみんな一緒ではなく人間と同じでいろんな子が存在していることをまずは忘れてはなりません。
例えば人間なら外が好きな子もいれば室内遊びが好きな子、基本は室内だけどピクニックやバーベキューなら楽しめる子、基本外で活動するのが好きで室内だとつまらないと感じる子などいますよね。
それと同じなのですから、「愛犬が楽しいと思える場所はどこなんだろう?どんな場所なら喜んでくれるだろう?」といったことを考え探してみるのもおすすめです。
そうしていろんな場所に連れて行くことで愛犬が楽しいと思える場所が見つかるかもしれませんし、それをきっかけにどんどん外へのお出かけに対して意欲的になるケースもあります。
プロに相談して臨機応変の対応策を考えてみよう
ただそうした場所の探し方や連れて行くにあたっての取り組みなど、犬によってはほかにも考える必要がある場合もあります。
もしも場所探しのために車移動が必要だとしても、犬が車に対して強い不安や恐怖を抱いているようであれば、まずはそこに対しての取り組みが必要になりますよね。
それを無視して連れて行くこと自体はできますが、そうしたネガティブな時間を減らすことができるならそのために取り組んでほしいとも思うのです。
そのためにも愛犬のためになにができるのかを知るために、プロに相談して臨機応変に対応するためにはどうしたらいいかを探してみましょう。
ひとつの取り組みが枝葉を付けて広がっていくこともよくあるため、一人で抱え込まず頼ってみてください。
まとめ
犬は散歩をしなくていいということはありませんが、同時に絶対しなければいけないというものでもありません。
大切なのは犬が外の環境を五感で楽しむことであり、それが散歩の目的なのです。
しかし愛犬が外はあまり好きじゃないから家にいたいというのであればそれは尊重されるべきですし、その代わり家で楽しめる遊びを考えて満たしてあげましょう。
また、楽しめる場所がまだ見つかってないだけなのであれば、そうした場所を一緒に探していくといつの間にかお散歩が大好きになっている可能性もあります。
大事なのはその子の気持ちを尊重することと散歩の目的を見失わないことです。
混乱してしまったり迷ってしまったら一度プロに相談してみてくださいね。