愛犬を優先しすぎている人が陥りやすいこと
愛犬を優先しすぎていると、周りの人に迷惑をかけてしまうどころか、愛犬にまで迷惑をかけてしまうことがあります。
まさか愛犬が迷惑がっているなんて、飼い主は気づきもしないでしょう。しかし、気づかされたときのショックは大きいものだと思います。
周りの人にも愛犬にも迷惑がかかってしまうNG行為を解説します。あなたはやっていませんか?
1.道を占領してしまう
愛犬を優先しすぎていると、道を占領してしまうことがあります。
お散歩のとき、愛犬の思うままに道を歩かせていませんか?幅の狭い歩道を歩くとき、堂々と真ん中を歩かせていませんか?
飼い主には可愛い愛犬ですが、他人には怖い思いをさせてしまうことがあります。他人が遠慮し、愛犬を避けるようにしてすれ違うことがあるのではないでしょうか。
朝の通勤ラッシュ時、後ろから来ている車に気づかず、小さな渋滞ができているのを目撃したこともありました。
幅の狭い道を歩くとき、愛犬を優先しすぎていると周りが見えず、愛犬にも危害が及んでしまうことがあります。手足を踏まれてしまったり、車やバイクや自転車と接触したり、大怪我を負うリスクがあります。
犬同士では喧嘩に発展してしまうこともあるため、幅の狭い道を歩くときは周りをよく見て、占領してしまわないよう注意してお散歩しましょう。
2.必要以上に食べ物を与えてしまう
愛犬を優先しすぎていると、必要以上に食べ物を与えてしまうことがあります。
「愛犬がごはん出して!」と吠えればごはんを与え、「おやつちょうだい!」と吠えればおやつを与え、「それ食べたい!」と吠えれば飼い主のごはんやおやつまで与えてしまう…。よくよく考えると、自分もこのようなことをしてしまってはいないでしょうか。
必要以上に食べ物を与えてしまうと、当然肥満や病気の原因になります。愛犬を優先しすぎていると、糖尿病や心臓病によって、健康寿命を縮めたり、長生きできなくなってしまったりすることだって考えられます。
愛犬の適正体重を知り、1日に必要な食事量、1日に与えても良いおやつ量を考えましょう。
3.待合室のソファーを占領してしまう
愛犬を優先しすぎていると、待合室のソファーを占領してしまうことがあります。
動物病院の待合室で、大人が10人は余裕で座ることができるソファーに愛犬が入ったクレートを置いている飼い主がいることがあります。マナー違反とも迷惑行為とも捉えられてしまうことがあります。
動物のための病院ではありますが、待合室のソファーは飼い主(人間)が座ることを前提として置かれています。クレートやキャリーバッグは床に置くのが基本です。
寝たきりの老犬や体に不自由な犬をソファーに座らせたいときは、マットやブランケットなどを敷くようにしましょう。
クレート等と利用しない場合には、愛犬は膝の上に抱っこする、床に座らせるなど対応しましょう。
4.ノーリードでお散歩してしまう
愛犬を優先しすぎていると、ノーリードでお散歩してしまうことがあります。
自由に走り回れなくて可哀想、今は誰もいないから(公園内)、などの理由で愛犬を優先し、ノーリードにしたことが一度はある、という飼い主は意外といらっしゃるのではないでしょうか。
我が家の愛犬がお散歩しているとき、公園からダックスフンドが飛び出してきたことがありました。ノーリードでした。
このような場合、犬同士の喧嘩も起こり得ますし、道路に飛び出したノーリードの犬が交通事故に遭ってしまうことだった起こり得るでしょう。
他人にも他犬にも、愛犬にも迷惑がかかってしまうNG行為です。許可された場所、犬の安全が確保された場所以外でのノーリードは絶対にやめましょう。
まとめ
愛犬を優先しすぎている人が陥りやすいことを4つ解説しました。
- 道を占領してしまう
- 必要以上に食べ物を与えてしまう
- 待合室のソファーを占領してしまう
- ノーリードでお散歩してしまう
(こういう飼い主、見たことあるなぁ…)と思われたのではないでしょうか。もしかして自分も…と、不安になった方もいらっしゃるかもしれません。
私も愛犬を優先しすぎて「親バカ」になってしまうことがありますが、「バカ親」にはならないようにしたいものです。