「愛想がいい犬」の特徴
犬にも人間と同じように、個々の性格の違いがあります。たとえどんな性格でも、家族になった愛犬なら許せてしまいますよね。
人間社会で生きていくためには「愛想がいい犬」であることがなにかとメリットになりますが、実はそればかりではないようです。
そこで本記事では、「愛想がいい犬」の特徴について解説したいと思います。
1.コミュニケーションを取るのが上手
愛想がいい犬には「コミュニケーションを取るのが上手だ」という特徴があります。
飼い主や家族とコミュニケーションを取るのが上手で、しつけやすいと感じるでしょう。信頼関係も築きやすいと思います。
他人とのコミュニケーションを取るのが上手で、誰からも可愛がられます。他犬とのコミュニケーションを取るのも上手なので、お友達が多いのも特徴のうちでしょう。
2.誰にでも挨拶しちゃう
愛想がいい犬には「誰にでも挨拶してしまう」という特徴があります。
お散歩中、すれ違う人や犬のみんなに挨拶をしてしまうので、可愛がられる一方で、相手を困惑させてしまうこともあります。
犬が苦手な方もいらっしゃるので、安易に愛犬を近づかせないよう、リードを短く持ち直すなど対応しましょう。
犬同士では、おしりを嗅いで挨拶をすることがありますが、相手が警戒したり威嚇したり、愛犬が攻撃を受けてしまうこともありますので要注意です。
3.我慢し過ぎてしまう
愛想がいい犬には「我慢し過ぎてしまう」という特徴があります。
我が家の愛犬は愛想が悪いタイプで、苦手な人には「触らないで!」と、しっかり意思表示することができます。
では逆に、愛想がいい犬はどうでしょうか。
「嫌だ!」と意思表示することができず、我慢し過ぎてしまい、ストレスを抱えることがよくあります。嫌だと拒絶してしまうことは申し訳ない、とネガティブに考えてしまうのです。
4.外では意気地がなくなる
愛想がいい犬には「外では意気地がなくなる」という特徴があります。
飼い主や家族の前では威張った態度を取ることができるのに、外に出るとしおらしい態度を取ってしまうのです。いわゆる「内弁慶」というやつです。
5.付き合い疲れをしやすい
愛想がいい犬には「付き合い疲れをしやすい」という特徴があります。
コミュニケーションを取るのも上手ですし、人と遊ぶのも犬と遊ぶのも大好きです。自分から輪の中に入っていくことができます。
仲を取り持つのも上手なので、愛想のいい犬がいるだけで、みんな仲良く一緒に遊ぶことができます。
そのためか、付き合い疲れをしてしまいやすいです。外で遊んだ日の帰宅後は、ぐったりと横たわり、食事もせずに眠ってしまうこともあります。
友好的な性格に育てるために飼い主にできること
では、もともと愛想がそこまで良くない犬を友好的な性格に育てるためには、どのようなことができるのでしょうか。
子犬の「社会化期」を大事にする
一般的に、犬が社会に順応するための学習をする時期は「社会化期」と呼ばれます。
愛犬が安全に健康に幸せに生きるためには、他人や他犬に慣れなければなりません。他人や他犬から受ける刺激にも慣れる必要があります。
そのためには、他人や他犬に会う機会や触れ合う機会を作るなど、積極的に外の世界に出て行きましょう。
飼い主がお手本を見せる
犬は、他人や他犬との接し方を知りません。犬の本能として、母犬・兄弟姉妹犬・飼い主・家族以外の他人や他犬を敵として捉えていることもあります。
友好的な性格へと育ってほしいのであれば、まずは飼い主がお手本を見せてあげましょう。
どのように他人と挨拶をすればいいのか、どのように他犬と遊べばいいのか、飼い主が他人や他犬に友好的に接している姿を見せてあげることがポイントになるでしょう。
まとめ
愛想がいい犬の特徴を5つ解説しました。
- コミュニケーションを取るのが上手
- 誰にでも挨拶しちゃう
- 我慢し過ぎてしまう
- 外では意気地がなくなる
- 付き合い疲れをしやすい
愛想がいい犬は、やはり誰からも好かれます。人からも犬からも好かれますし、お友達も多く、お散歩に出れば挨拶の嵐です。
一方では、他人や他犬の前で我慢し過ぎていたり、疲れやすかったりもします。
お家の中では、愛犬がリラックスして心と体を休ませることができるよう、配慮してあげてくださいね。