愛犬が子供に対して得意ではないときにできる簡単な対処法
愛犬が子供に対して得意ではないとき、それは子供の接近など距離次第では脅威になりうることを意味しています。
例えば虫が得意な人もいれば苦手な人もいて、得意な人であれば虫が近づいてきてもなんとも思わないですよね。
一方で、虫が苦手な人のもとに虫が近づいてきたり知らない間に近くにいたりすると、ひどく警戒したり怯えたり、ときには排除するために叩き潰すなど攻撃をするでしょう。
ちなみに私は完全に後者なのですが、これが犬の立場であった場合最後の攻撃をしようものならそれだけで犬が悪者になってしまいます。
ですから、愛犬を追い詰めさらには悪者にしてしまわないためにもとにかく距離を取るようにしましょう。
愛犬が大丈夫だと安心または脅威とはまでは感じないレベルまで距離を取ることこそが、一番簡単にできる対処法です。
「離れてくれる?」の声掛けの効果は期待できないと思おう
ときには近づいてきた子供に「少し離れてもらっていいかな?」「ちょっとこの子怖がりさんだからごめんね」というようなことを伝えることもあると思いますが、正直これにはほとんど効果は期待できないと考えておくことをおすすめします。
というのも、子供は自分の興味を満たす行動が優位に働きやすいため、そうした静止のお願いは機能しないことが多いのです。
また、近づくのをやめたとしてもじーっと愛犬を見ていることもありますが、これも犬にとっては敵意や威圧感を示すことにもなるため、それによって犬が余計なストレスを受け場合によっては吠えかかるということもあります。
これはこれでやはり犬が悪者扱いされてしまう可能性が高いため、子供に行動を変えてもらおうとするよりも、飼い主さんが早急にその場を離れて距離を取るという方法を選択したほうがいいです。
愛犬を守るためには最大で最善の選択をしよう
愛犬を守れるのは飼い主さんだけです。いくらその子が賢く優しく素晴らしい愛犬であっても、どんな理由であれひとたび攻撃やそれに近い行動をすればその子が悪者にされてしまいます。
「あのとき子供が近づいてこなければ…ちゃんと離れてくれていれば…」ということもあると思いますが、環境を変えるために相手を変えることは難しいのが現実です。
それよりも自分自身が環境を変えるほうが圧倒的に簡単ですし、また場所によっては愛犬をそこに連れて行かないという選択をすることも必要です。
愛犬にとってどんな選択をしてどんな行動をし、どのような環境を選び提供するのか?
そのためにできる最大で最善の選択をするよう心がけることができれば、愛犬を守れる確率もぐっと上がりますよ。
まとめ
子供が愛犬に近づいてきて離れないとき、または近づかれると困るときこそ飼い主さんがその場を離れたりそもそもそうした可能性のある場所には連れて行かないという選択をすることが大切です。
子供相手に「離れてほしい」と伝えても、自分の興味を満たすための行動が優位になりやすい年齢の子には特にそれは機能してくれません。
しかし、飼い主さん自身が動けばその環境を変えることができるため、愛犬を追い詰め悪者にされてしまわないためにも、距離を取って離れることやその場所に行かないといった選択をすることをおすすめします。