犬が出かけるのを面倒くさがる理由
犬は散歩やお出かけが大好きなイメージが強いですが、実はそうでない場合も。出掛けるのを面倒くさいと感じている犬もいるようです。
そこで今回は、犬が出かけるのを面倒くさがる理由について解説します。愛犬にそのような様子が見られた際に参考にしてくださいね。
1.良い出来事が起きていない
犬が出かけるのを面倒くさがる理由は、良い出来事が起きていないからです。
犬はよく「お出かけしたこと」と「出来事」を結び付けて学習します。良い出来事と結びついていれば、(またお出かけしたい!)と感じます。
出かけるのを面倒くさがるのは、まだお出かけと良い出来事とが結びついておらず、(どうしてお出かけしなければならないの?)と、戸惑っているのかもしれません。
愛犬にお出かけに乗り気になってもらうための工夫は、お出かけしたら美味しいランチ(犬用)を食べることができた、お出かけしたら犬のお友達ができて一緒に遊んで楽しかったなど、嬉しい楽しい出来事とお出かけを結び付けてあげることです。
お出かけした先には、嬉しい出来事・楽しい出来事がある、と学習してもらうことがポイントです。怖い出来事や嫌な出来事と結びついてしまわないよう配慮しましょう。
2.過去に嫌な経験をしたから
犬が出かけるのを面倒くさがる理由は、過去に嫌な経験をしたからです。
「お出かけしよう!」と言われて飼い主について行ったら、実は…。
- お出かけ先が動物病院だった
- 人混みの中を歩かされた
- 騒々しい商業施設だった
- 他の犬や子供に追いかけられた
このような経験をしてしまうと、「お出かけ」という言葉を聞くだけで嫌がるようになってしまうことがあります。
(どうせまた嫌な経験をするんだ…)と、お出かけを面倒くさがり、寝転がったまま起き上がろうとしない犬もいます。
乗り気になってもらうための工夫は、嘘で騙さないこと。愛犬が嫌がるであろう場所へ出かけなければならないときも、正直に話してあげてください。嘘で騙して無理に連れ出してしまうと、飼い主であっても信頼を失いかねません。
どこへ出かけるときも、愛犬にとって飼い主が一番安心できる存在であるべきだと思います。
3.慣れない服を着せられたから
犬が出かけるのを面倒くさがる理由は、慣れない服を着せられたからです。
出かけるとき、服を着せる目的は何でしょう。
- オシャレをさせたい
- 抜け毛対策
- 防寒対策
- 紫外線対策
- 汚れ防止
- 愛犬がすぐに目に付くように(ドッグランなど)
様々にあると思います。でも、そんな飼い主の事情は、犬には全く理解できません。
お出かけだからといって、特別な服を着せられると、テンションが下がってしまい、出かけるのを面倒くさがる原因になってしまうことがよくあります。
乗り気になってもらうための工夫は、オシャレや可愛さ以外の目的があるのであれば、普段から服を着慣れるための練習をしておくことです。
4.家でひとりでも快適に過ごせるから
犬が出かけるのを面倒くさがる理由は、家でひとりでも快適に過ごせるからです。
ひとりでは寂しいだろう、ひとりでは退屈だろう、愛犬と一緒にお出かけがしたい。そんなことを飼い主が思っているなんて、犬は知らないようです。
知ったところで積極的にお出かけしてくれるとも思えないですよね。
お留守番が苦ではなく、ひとりでも快適に過ごすことができ、愛犬の安全と健康が守られるのであれば、無理に一緒に出かける必要はないのではないでしょうか。
飼い主や家族とのお出かけに乗り気になってもらうためには、冒頭でも解説した通り、嬉しい楽しい出来事とお出かけを結び付けてあげることです。
嬉しい!楽しい!また行きたい!と感じてもらえる経験を少しずつ積んでいきましょう。
まとめ
犬が出かけるのを面倒くさがる理由を4つ解説しました。
- 良い出来事が起きていない
- 過去に嫌な経験をしたから
- 慣れない服を着せられたから
- 家でひとりでも快適に過ごせるから
とくにシニア犬になると、出かけるのを面倒くさがることがよくあります。興味や関心が薄れること、体力的なことが理由です。
ペットカートを利用するなど、シニア犬にもお出かけを楽しんでもらえる工夫をしてみましょう。