「吠えやすい」とされている犬種
今回は、「吠えやすい」とされている犬種をご紹介します。
どんな犬がいるのか、なぜ吠えやすいと言われているのかについて、是非チェックしてみてくださいね!
1.ビーグル
「吠えやすい犬」として名前が挙がりやすいのが「ビーグル」です。
ビーグルは、猟犬として人間と一緒に集団で狩りをしていた犬種。走りながらキツネなどの動物を吠えて追い立てる役割を担っていたため、声が大きく吠えやすい特徴があります。
2.ダックスフンド
「ダックスフンド」もビーグルと同じように、狩りで活躍していた犬種で吠えやすいといわれています。
ダックスフンドは自らアナグマなどの巣穴に入り、吠えて穴から獲物を追い立てる役目をしていました。足が短いのも、穴の中に入りやすくするためです。
小柄なミニチュアダックスフンドでも、野太く通りやすい声で吠える特徴を持っています。
3.チワワ
意外かもしれませんが、体が小さい「チワワ」も吠えやすい犬種の一つです。
チワワは体が小さいゆえに警戒心が強く、同時に気が強い子が多いことでも有名な犬。自分よりはるかに大きい犬に対しても、強気で吠えかかってしまうことがあります。
4.ヨークシャーテリア
「ヨークシャーテリア」も小型犬で警戒心が強いため吠えやすい犬種です。
ヨークシャーテリアは警戒心が強いだけでなく、気が強いテリア系統の犬種でもあるため、小さな物音にも敏感に反応して吠えてしまうことがあります。
5.シベリアンハスキー
犬ぞりのイメージが強い「シベリアンハスキー」も吠えやすい傾向にあります。
ハスキーは「ワンワン!」「キャンキャン」という警戒吠えはあまりしないようですが、狼に近い犬種なので「ワオ~ン!」という遠吠えをしやすい犬種です。
救急車のサイレンや近所に住む他の犬の鳴き声に反応し、大きな声で遠吠えをしてしまうことが珍しくありません。
犬が吠える理由
まずお伝えしたいのが、「犬は吠えるのが普通の動物」だということです。
犬は吠えることで仲間とコミュニケーションを取ったり、敵を追い払ったりしますので、「吠える犬=ダメな犬」ということはありません。
よく、犬のしつけにおいて「無駄吠え」という言葉が使われますが、これは人間からすると「無駄に吠えていると感じる」だけのこと。
犬が吠える場合、警戒、威嚇、興奮、要求、ストレスなど、そこには必ず理由があります。
特に、吠えやすい犬種は番犬や猟犬として使うために、人間によってより大きな声で吠えるように改良されてきた歴史を持つことがほとんどです。
現在はペットとしてマンション等で飼われる犬が増えたため、「吠えない」ことを求められることが多くなりました。しかし、犬はもともと吠える動物だということ、吠えるように改良されてきた犬種がいるということは、犬を飼う時に知っておくようにしましょう。
吠え癖をやめさせるためにすべきしつけ
犬は吠えるのが普通だとお伝えしましたが、現代の日本で犬が人間と暮らすためには吠え癖を直す必要があります。
改善するためには、まず愛犬がなぜ吠えているのかを観察してみてください。吠える理由が「警戒や威嚇」なのであれば、対象の物や音に慣らす練習をしてみましょう。
例えば、インターホンの音に吠えるなら、インターホンを鳴らしてすぐにご褒美を与えることを何度も繰り返し、音に良いイメージがつくようにします。
要求吠えをする愛犬には、「吠えても無視をする」対応をしてみてください。大人しくなってから犬の要求に応えることで、犬は「吠えても無駄」「大人しくしていたほうが良い事がある」と学習します。
つい吠えてしまう愛犬のストレスをうまく発散させるのも、犬の吠え癖改善には有効です。
まとめ
今回は「吠えやすい」とされる犬種をご紹介しましたが、犬の性格には個体差がありますので、同じ犬種でも全く吠えない子もいます。
また、吠えやすいとされる犬種でも、しつけをしっかり行えば吠えずに落ち着いていられるようになります。
まずは犬種ならではの気質を学びつつ、愛犬の性格に合わせてしつけを行うようにしましょう。